財政制度等審議会財政投融資分科会
議事要旨
1.日時
令和元年6月14日(金)13:56~15:02
2.場所
財務省第3特別会議室(本庁舎4階)
3.出席者(敬称略)
[委員]
池尾和人、翁百合、高田創、渡部賢一
[臨時委員]
冨田俊基、林田晃雄
[専門委員]
川村雄介、工藤禎子、家森信善
[財務省]
可部理財局長ほか
4.議題
○産業投資の管理運営について
「今後の産業投資について」(案)
○財政融資資金等の実地監査について
5.議事経過
(1)議題について、事務局より説明が行われた。
「今後の産業投資について」(案)は、原案どおり了承された。
○産業投資の管理運営について
- 産業構造の変革に伴うグローバルな競争環境の中、エクイティ性資金の供給は重要である。エコシステム構築の重要性やベンチャー企業のPost-IPOにおいて資金の提供が途絶える「第二の死の谷」の存在などが、現下の課題と考えられる。
今後も、投資回収をして利益が上がるまで長期的に耐えることができる、いわゆるペイシェント・キャピタルという産業投資の特徴を活かしつつ、民間のエクイティ性資金の供給主体が育つよう取り組んでいただきたい。
- 産業投資においては、政策性及び収益性の両面からガバナンスを行う必要がある。また、出資者、産投機関、主務省それぞれが行うべきガバナンスが明確化された。
今後、産投機関・主務省においてもしっかりと対応していただきたい。
- 日本経済の変化に対応して、投資分野を不断に見直すなど、引き続き議論を深めていただきたい。
- 官民ファンドが数多く設立されている状況で、人材が限られる中、横串のモニタリング機能も一案ではないか。
- 地方公共団体に対する実地監査について、監査にとどまらないアドバイス機能の発揮については今後も続けてほしい。
- 監査で把握した広域連携・官民連携の好事例については広く横展開をお願いしたい。
(注)本議事要旨は、今後字句等の修正があり得ることを念のため申し添えます。
問い合わせ先
財務省理財局財政投融資総括課調査係
電話 代表03(3581)4111 内線2578