令和7年7月31日
財 務 省
令和6年度財政融資資金運用報告書の提出等を行いました
財務省は、本日、「令和6年度財政融資資金運用報告書」を財政制度等審議会財政投融資分科会に提出しました。
また、医療・福祉事業者からの資金需要に対応するため、令和7年度財政融資資金運用計画の変更を行いました。
加えて、「大学ファンドの状況報告」、「令和7年度政策コスト分析」、「財務局等を通じた地域課題解決支援について」、「産業革新投資機構の大型案件の進捗について」を同分科会に報告しました。
-
○ 令和7年度財政融資資金運用計画の一部変更について
-
・ 医療需要の変化等に加え、物価高騰の影響も受けて厳しい状況に直面している医療・福祉事業者からの資金需要に対応するため、下記のとおり令和7年度財政融資資金運用計画の変更を行いました。
記
(単位:億円)機関名 現計画 追加 追加後計画 独立行政法人福祉医療機構 1,946 973 2,919
-
-
○ 大学ファンドの状況報告(詳細は資料1)
-
・ 大学ファンドの令和6年度における運用状況等や国際卓越研究大学の第2期公募の現状・今後のスケジュール、大学ファンドからの若手研究者支援の実施等について、文部科学省及び科学技術振興機構より報告がありました。
-
-
○ 令和6年度財政融資資金運用報告書(詳細は資料2-1、2-2)
-
・ 令和6年度の財政投融資計画の運用状況は、当初計画13.3兆円に、改定額2.3兆円、前年度からの繰越額2.6兆円を加えた改定後現額18.3兆円(うち財政融資資金15.2兆円)に対し、年度内運用額は10.4兆円(うち財政融資資金8.0兆円)、翌年度への繰越額は3.1兆円(うち財政融資資金3.0兆円)、運用残額は4.8兆円(うち財政融資資金4.2兆円)となっています。
-
・ 令和6年度の財政投融資特別会計財政融資資金勘定の損益は、391億円の損失となりました。この損失は翌年度に繰り越して整理されます。
-
(参考)財政融資資金運用報告書は、財政融資資金法第12条の規定に基づき、年度経過後四月以内(7月31日まで)に財政制度等審議会に提出することとされています。
-
-
○ 令和7年度政策コスト分析(詳細は資料2-3、2-4)
-
・ 令和7年度財政投融資計画を踏まえた政策コスト分析の結果を取りまとめました。なお、政策コスト分析は、財政投融資のディスクロージャーの観点から、財投機関の事業について、将来、資金の回収が終わるまでの間に、補助金や出資金の機会費用等による「政策コスト」がどの程度生じるのかを、一定の前提をもとに試算をするものです。
-
-
○ 財務局等を通じた地域課題解決支援について(詳細は資料2-5、2-6)
-
・ 財務局等を通じた地域課題解決支援について、実施した取組の報告を行いました。
-
-
○ 産業革新投資機構の大型案件の進捗について(詳細は資料3)
-
・ 産業革新投資機構(JIC)より、大型案件の進捗について報告がありました。
-
議 案 令和7年度財政融資資金運用計画の一部変更について
資料1 大学ファンドの状況報告
2-1 令和6年度財政融資資金運用報告書のポイント
2-2 令和6年度財政融資資金運用報告書
2-3 政策コスト分析(令和7年度)の概要
2-4 財政投融資対象事業に関する政策コスト分析(令和7年度)
2-5 財務局等を通じた地域課題解決⽀援について
2-6 地方公共団体の収支改善取組事例等について
3 バイアウト投資等に係るJICの取組について