ケントくんとアミちゃん:
「ただいまー!!」
おかあさん:
「あら、おかえりなさい。」
おとうさん:
「どうだったかい?」
ケントくん:
「うん。『
税金
(
ぜいきん
)
は、みんなが
安全
(
あんぜん
)
に、
安心
(
あんしん
)
して
生活
(
せいかつ
)
するために
自分
(
じぶん
)
たちで持ち寄ったお
金
(
かね
)
…、つまり、みんなで社会を支えるための“
会費
(
かいひ
)
”のようなもの』なんだよ。」
おとうさん:
「
税金
(
ぜいきん
)
は“
会費
(
かいひ
)
”のようなものか・・・それは、わかりやすいね。」
アミちゃん:
「みんなが
会費
(
かいひ
)
として少しずつお
金
(
かね
)
を出し合うことで、一人のお
金
(
かね
)
ではできない
公的
(
こうてき
)
なサービスを
提供
(
ていきょう
)
できるようになるのよ。」
おかあさん:
「
公的
(
こうてき
)
サービスってなに?」
ケントくん:
「子どもからお
年寄
(
としよ
)
りまで、みんなが
平等
(
びょうどう
)
に受けることのできる、国や
市区町村
(
しくちょうそん
)
が行うサービスのことなんだよ。たとえば、<
警察
(
けいさつ
)
>、<
消防
(
しょうぼう
)
>・・・」
アミちゃん:
「<
教育
(
きょういく
)
>、<
図書館
(
としょかん
)
>・・・」
ケントくん:
「<
道路
(
どうろ
)
の
整備
(
せいび
)
>や<
公園
(
こうえん
)
>にも
税金
(
ぜいきん
)
は使われているんだ。」
アミちゃん:
「それだけではないわ。<
医療
(
いりょう
)
>やお
年寄
(
としよ
)
りのための<
年金
(
ねんきん
)
>、<
福祉
(
ふくし
)
>、<
介護
(
かいご
)
>などの
社会保障
(
しゃかいほしょう
)
にも
税金
(
ぜいきん
)
は役立てられているのよ。」
おとうさん:
「二人とも、よくそこまで調べてきたね。エライぞ!」
ケントくん:
「今までは、“
税金
(
ぜいきん
)
”って「払いたくないなあ」と思っていたけど、ほんとうは、みんなが
安全
(
あんぜん
)
に、
安心
(
あんしん
)
して
生活
(
せいかつ
)
するための大切な“
会費
(
かいひ
)
”なんだネ。だからボクたち、
住民
(
じゅうみん
)
一人ひとりに税の大切さを説明して、きちんと税を納めてもらうように、お願いしてきたんだよ。」
アミちゃん:
「ステキな町をつくるのは、はっぴぃ★タウンの
住民
(
じゅうみん
)
たち自身なんだって説明したら、みんな気持ちよく
税金
(
ぜいきん
)
を納めてくれるって約束してくれたの。ワタシたちも、早く大人になって、町づくりのために
税金
(
ぜいきん
)
をきちんと納めるわ。」
ケントくん
:
「そうだね!きちんと
税金
(
ぜいきん
)
を納める大人になって、立派な社会人になるよ!」
おとうさん:
「二人ともエライぞ!わたしたち
住民
(
じゅうみん
)
がきちんと
納税
(
のうぜい
)
をすれば、みんなが幸せな、本当の“はっぴぃ★タウン”になるにちがいない。」
おかあさん:
「さあ、二人とも、
夕食
(
ゆうしょく
)
にしましょう。」
~その後、
住民
(
じゅうみん
)
たちはケントくんとアミちゃんとの約束を守り、きちんと
税金
(
ぜいきん
)
を納めるようになりました。
やがて、はっぴぃ★タウンの
道路
(
どうろ
)
は
整備
(
せいび
)
され、
公園
(
こうえん
)
もでき、
警察
(
けいさつ
)
や
消防
(
しょうぼう
)
、学校や
図書館
(
としょかん
)
も完成し、
病院
(
びょういん
)
や
福祉
(
ふくし
)
施設
(
しせつ
)
も
充実
(
じゅうじつ
)
し、子どもからお
年寄
(
としよ
)
りまで、
安心
(
あんしん
)
して暮らすことのできる、とてもステキな町に生まれかわりました。~
おとうさん:
「
小学生
(
しょうがくせい
)
のみなさん!税について、わかりましたか?
今回は、はっぴぃ★タウンの税について見てもらいましたが、日本の税も同じです。国民のみなさんは、日本という国で
安全
(
あんぜん
)
に、
安心
(
あんしん
)
して暮らすための“
会費
(
かいひ
)
”として
税金
(
ぜいきん
)
を納めています。そして、税はそうした町づくり、国づくりに役立てられているということをよく覚えておいてくださいね。それでは、ごきげんよう!」
おしまい
第7話『
税金
(
ぜいきん
)
は
社会保障
(
しゃかいほしょう
)
にたくさん使われている!』
▲
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