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日本の場合

それでは、税についてまとめましょう。

税金(ぜいきん)は、警察(けいさつ)消防(しょうぼう)清掃(せいそう)上下水道(じょうげすいどう)教育(きょういく)社会保障(しゃかいほしょう)などの公共(こうきょう)サービスの提供(ていきょう)道路(どうろ)や橋、公園(こうえん)など、みんなが使う設備(せつび)施設(しせつ)をつくるための公共事業(こうきょうじぎょう)に使われています。どれも安心して暮らしやすい社会にとって大切で、なくてはならない、必要なものばかりです。

こうした事業のためには、とても多くのお金が必要になります。ですから、みんなで少しずつ分担して出し合う必要があります。つまり、税金(ぜいきん)は、みんなが安心して暮らせる社会にするために必要なもので、みんなの社会の“会費(かいひ)”のようなものなのです。

ですから、小学生のみんなが買い物をした時の代金にも、“消費税(しょうひぜい)”という税金(ぜいきん)が含まれています。みんなもりっぱに税金(ぜいきん)(おさ)めているんですよ。

そのほか、みんなのお父さんやお母さんが働いてもらったお金からは、所得税(しょとくぜい)という税金(ぜいきん)(おさ)めたり、勤めている会社は、もうけたお金から法人税(ほうじんぜい)という税金(ぜいきん)(おさ)めています。

こうして集めた税金(ぜいきん)の使い道は、選挙(せんきょ)で選ばれた国会議員(こっかいぎいん)の人たちが、よく話し合って決めています。みんなが(おさ)めた税金(ぜいきん)をけっして無駄(むだ)にしないためにも、必要な公共(こうきょう)施設(しせつ)や必要な公共(こうきょう)サービスは何なのか…そして、どのくらいの費用(ひよう)をかけるのが良いのかについて話し合い、国の予算(よさん)が決められます。

税金(ぜいきん)はみんなが幸せになるための町づくり、国づくりのために(おさ)め、役立てられます。町や国は、みんなが(おさ)める会費(かいひ)、つまり税金(ぜいきん)運営(うんえい)されています。
ですから、大人になったら、税金(ぜいきん)が何に、どれだけ使われているのか、不足していないか、無駄(むだ)な使われ方をしていないかなどをチェックできるように、今から税に興味(きょうみ)をもって勉強しておきましょう。
 
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