ファイナンス 2025年9月号 No.718
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68 ファイナンス 2025 Sep.財務総合政策研究所 総務研究部 総括主任研究官 宮本 弘曉営のデジタル化」という 2 つの主要テーマを掲げ、19か国からゲストやパネリストを招くとともに、国際機関のスタッフや国内の研究者等など、総勢約 80 名が参加しました。フォーラムにご協力をいただいた発表者、参加者、IMF、ADBI、その他関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。本 稿 で は、 第 10 回 開 催 を 記 念 し、IMF 財 政 局 長Vitor Gaspar 氏にインタビューを行いました。TFF創設当初から中心的な役割を担ってこられた Gaspar局長に、TFF のこれまでの歩みや、国際社会の変化の中で果たすべき財政政策の役割などについて、豊富な経験と知見をもとに語っていただきました。主任研究官 森 友理研究員 西田 安紗通 貨 基 金(IMF) 財 政 局、 ア ジ ア 開 発 銀 行 研 究 所(ADBI)とともに、「Tokyo Fiscal Forum」(TFF)とStrengthening Fiscal Sustainability and Public Finance Operations (財政の持続可能性と財政運営財務総合政策研究所(以下、「財務総研」)は、国際いうイベントを、2015 年以降毎年開催しています。アジア太平洋地域諸国の財政に関する制度や運営を支援する IMF の技術協力を土台としつつ、アジア太平洋各国のハイレベルな政策担当者の間で現状や課題を共有し、アジア太平洋域外からの有識者とも意見交換できる場を、TFF では日本のイニシアティブの下に提供しています。これまでに 9 回のフォーラムを開催し、2021 年 12月には関連イベントとしてオンラインセミナーも実施しました。そして 2025 年 6 月 11 日・12 日には、記念すべき第 10 回「The 10th Tokyo Fiscal Forum ― の強化)―」を対面形式で開催しました。今回は「信頼できる強固な財政枠組み」と「財政運TFF10 周年記念特集― IMF財政局長VitorGaspar氏に聞く―47PRI Open Campus~財務総研の研究・交流活動紹介~連載PRI Open Campus

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