58 ファイナンス 2025 Sep.表現」へと進化しつつある現代において、商品は感情をつなぐインフラとなり得ることを示している。日本企業にとって、この潮流は新たな挑戦であると同時に、長年培ってきた IP 資産や製品企画力を再活性化する好機でもある。感性、文化、創意、そしてテクノロジーを融合しながら、「共感の経済圏」を構築していくことが、次代の文化産業に求められる視点となるだろう。ポップマートとの IP コラボ事例。「クレヨンしんちゃん」「SPY × FAMILY」「鬼滅の刃」などの日本アニメ IP のほか、ディズニー、コカ・コーラといった大手グローバルブランドとも連携。(筆者撮影)海外ウォッチャーFOREIGN WATCHER連載海外 ウォッチャー
元のページ ../index.html#62