ファイナンス 2025年9月号 No.718
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123456789101234567891000.000.0順位順位順位順位001234512345001234512345SPOT紙製品および印刷自動車、トレーラー、セミトレーラーゴム・プラスチック製品機械・設備、その他電気設備製造業、機械設備の修理および設置その他の輸送機器食品、飲料、タバコ化学および化学製品木材および木材・コルク製品金属加工製品その他の非金属鉱物製品基礎金属医薬品、医薬化学品、植物製品コークスおよび石油精製品機械・設備、その他ゴム・プラスチック製品食品、飲料、タバコ木材および木材・コルク製品化学および化学製品紙製品および印刷基礎金属コンピュータ、電子機器、光学機器電気設備コークスおよび石油精製品その他の非金属鉱物製品自動車、トレーラー、セミトレーラー製造業、機械設備の修理および設置繊維、繊維製品、皮革、履物医薬品、医薬化学品、植物製品 30 ファイナンス 2025 Sep.(図表 11)日本の各国依存度(2020)(図表 14)日本の製造業における対中依存(2020)(図表 12)日本の各国依存度(1995)(図表 13)日本の各国依存度(2010)(図表 15)日本の製造業における対米依存(2020)(縦軸:PTF 指標)500(注) グラフの縦軸は、各年時点において、日本のサプライチェーン上に各国各産業が表れる回数(PTF)を、国際産業連関表における日本の各産業産出額を基に加重平均を行い、国別に積み上げたものを示す。横軸は日本における中間投入において各国を源泉とする付加価値シェア(TiVA シェア)を示す。各年において量的或いは頻度的依存度の高い主要な国のみ抽出している。(出所)OECD「Trade in value-added(TiVA)」、OECD「Pass-through frequency(PTF)」(縦軸:PTF 指標)1,200(注) 縦軸は日本の産業(各マーカーに対応)のサプライチェーン上に米中の各産業が表れる回数(PTF)を積み上げたもの、横軸は日本の各産業における中間投入において米(出所)OECD「Trade in value-added(TiVA)」、OECD「Pass-through frequency(PTF)」450400350300250200150100501,000(縦軸:PTF 指標)3503002502001501005000.0TiVA(シェア)3.32.20.70.50.50.40.30.30.30.3PTF(縦軸:PTF 指標)500468.5278.3237.7223.7211.8209.6194.8183.1172.8171.6(縦軸:PTF 指標)400TiVA(シェア)41.425.713.26.66.4PTF964.6763.2700.1594.0579.6(%)(%)TiVA(シェア)産業分類その他の輸送機器19.2医薬品、医薬化学品、植物製品8.3基礎金属7.4化学および化学製品5.2コンピュータ、電子機器、光学機器4.8産業分類PTFその他の輸送機器370.3食品、飲料、タバコ284.7医薬品、医薬化学品、植物製品271.0木材および木材・コルク製品260.7化学および化学製品253.6順位国名中国米国オーストラリア韓国ドイツ台湾英国タイシンガポールインドネシア順位国名中国ドイツシンガポール米国ベトナム韓国オーストラリアロシアフランスアイルランド(%)産業分類繊維、繊維製品、皮革、履物コンピュータ、電子機器、光学機器電気設備機械・設備、その他ゴム・プラスチック製品産業分類繊維、繊維製品、皮革、履物コンピュータ、電子機器、光学機器電気設備ゴム・プラスチック製品機械・設備、その他(%)繊維、繊維製品、皮革、履物コンピュータ、電子機器、光学機器中を源泉とする付加価値シェア(TiVA シェア)を示す。その他の輸送機器(%)米国米国1.52.0中国中国米国米国1.52.0<量的(上図)・頻度的(下図)対米依存度の高い上位 5 業種>ベトナムベトナムドイツドイツシンガポールシンガポール米国米国韓国韓国オーストラリアオーストラリアロシアロシアアイルランドアイルランドタイタイ英国英国台湾台湾フランスフランスインドネシアインドネシア1.02.03.0800600400200102030イタリアイタリアタイタイマレーシアマレーシア400フランス ドイツドイツフランス300200タイタイ台湾台湾ロシアロシアカザフスタンカザフスタン10035030025020015010050オーストラリアオーストラリアドイツドイツ英国英国中国中国韓国韓国台湾台湾インドネシアインドネシアフランスフランス0.51.0韓国韓国オーストラリアオーストラリアインドネシアインドネシアサウジアラビアサウジアラビア0.51.0102030<量的(上図)・頻度的(下図)依存の高い上位 10 か国>中国中国4.0<量的(上図)・頻度的(下図)対中依存度の高い上位 5 業種>4050・TiVA・PTF を用いて、量的・頻度的双方の視点から地政学リスク分析を行った。・2020 年時点では、日本は量的依存、頻度的依存いずれに関しても中国への依存度が最も高くなっている。量的依存については、中国に続いて米国への依存度が高くなっているが、頻度的依存については、中国に続いてドイツ、シンガポールへの依存度が高い。(図表 11)・量的・頻度的いずれについても、かつては米国への依存が最も高くなっていたが、長期的に中国への依存度が高まってきている状況にある。(図表 12、13)・日本の各製造業における対中依存度は、頻度的依存、量的依存いずれに関しても、日本の「繊維、繊維製品、皮革、履物産業」や「コンピュータ、電子機器、光学機器産業」において高くなっている。中国への量的依存、頻度的依存が高い日本の製造業上位 5 業種は同じ顔ぶれとなっており、付加価値として依存している産業においては、頻度的にも依存していることがうかがえる。(図表 14)・日本の各製造業における対米依存度は、頻度的依存、量的依存いずれに関しても、日本の「その他輸送機器産業」において顕著に高くなっている。そのほかでは「医薬品、医薬化学品、植物製品産業」、「化学および化学製品産業」における依存度が高い。(図表 15)・特に頻度的依存の観点では、製造業全般として対米依存より対中依存が高い状況にある。量的・頻度的集中リスク対米・対中における量的・頻度的集中リスク

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