2024202220202018201620142012201020082006200420022000199819961994199219901988国内生産水準5000246本日国中国米ツイド国韓スンラフドンイ本日国中国米ツイド国韓スンラフドンイSPOT 8輸入浸透度(注)国内生産水準=付加価値額生産指数の12か月平均輸入浸透度=(輸入指数×輸入ウェイト)/(総供給指数×総供給ウェイト)×100国内生産水準及び輸入浸透度は「輸送機械工業」の値により算出。輸送機器産業における貿易構造の変化輸送機器産業の GVC と付加価値日本の産業の付加価値貿易における変遷(図表 17)貿易収支の推移(図表 19)世界全体の付加価値総額に占める各国の割合(図表 20)各国の付加価値比率(図表 18)国内生産水準と輸入浸透度(図表 22)GVC 上の立ち位置に対する各国の寄与度(兆円)30(注)貿易収支は「輸送機器」の値により算出。(出所)財務省「貿易統計」、経済産業省「鉱工業生産指数」「鉱工業総供給表」日本ドイツ中国フランス(年)投入を差し引いたもの)を、同国同産業の産出額で除したもの。(注)下流度に寄与:A 国が B 国の下流度に寄与= A 国が B 国の上流工程に位置 ※イメージは図表 1 を参照。上流度に寄与:A 国が B 国の上流度に寄与= A 国が B 国の下流工程に位置(出所)WIOD(1995-2006 年)、ADB(2007-2023 年)25輸出201510▲5輸入▲10米国EU中国100%日本中国80%60%40%20%0%9597990140%35%30%25%20%15%95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 15 17 19 21 23(注)付加価値比率は、各国各産業における付加価値額(産出額から中間160140国内供給回帰路線12010080604020供給縮小路線その他その他13151719【2007 → 2023 年】0.150.200.25上流19980.350.300.250.200.150.100.050.00▲0.052123(年)0.350.300.250.200.150.100.050.00▲0.050.30下流(GVC上の立ち位置)日本米国韓国インド(GVC上の立ち位置)日本米国韓国インド2307(注)内国要因は、国内における他産業の寄与によるもの。なお、最終財に近い産業であり国内の下流工程側に位置することから、上流工程に占める自国の割合が他産業と比較して大きい。米国(図表 21)GVC上の立ち位置と付加価値比率の変化(付加価値比率)35%(2020=100)(年)230720072320230723日本中国米国ドイツフランス07(GVC 上の立ち位置)立ち位置立ち位置供給拡大路線2024輸入依存度拡大路線10121416(%)【2007 年】中国ドイツフランスその他(注)下流度に寄与上流度に寄与【2023 年】中国ドイツフランスその他下流度に寄与上流度に寄与ファイナンス 2025 Aug. 13純輸出韓国ASEAN中東ドイツ米国フランス030507091130%25%20%15%10%0.10・最後に、輸送機器産業について確認する。我が国の輸送機器産業は、1988 年以降一貫して輸出超過の貿易構造を維持しており、貿易黒字は拡大基調にある(図表 17)。・国内生産水準は低下していないものの、輸入浸透度は一定程度上昇している。国内生産が輸入製品により代替された訳ではなく、国内生産割合は引き続き高いものの、足元では輸入品の割合が徐々に増加していることが確認される(図表 18)。・輸送機器産業における付加価値額の世界シェアは中国が拡大(図表 19)。付加価値比率は 2000 年代に中国が低下、以降は長期的にみれば各国で概ね横ばいだが、日本・米国・ドイツの水準は一貫して高い(図表 20)。・主要国の GVC 上の立ち位置に大きな動きはないが(図表 21)、2023 年においては、韓国・フランス・インドの上流工程に占める中国の割合が増加(下流度に寄与)しており、存在感の高まりが示唆される(図表 22)。
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