財務総合政策研究所資料情報部内容対象期間明治元年~明治 35 年明治 36 年~大正 15 年昭和元年~昭和 20 年 8 月昭和 20 年 8 月~昭和 27 年 4 月昭和 27 年度~昭和 48 年度昭和 49 年度~昭和 63 年度平成元年度~平成 12 年度今月の PRI Open Campus では、財務総合政策研究所の資料情報部で行っている財政史と財政金融統計月報の編纂・刊行等の業務と、財務省図書館の業務や役割について、「ファイナンス」の読者の皆様にご紹介します。資料情報部では、財務省の正史である「財政史」の編纂・刊行業務を行っています。「財政史」とは、財務省の行政の事績を政策の分野別(予算、税制など)に期間を区切って編纂したものです。現在は、「明治財政史」から「平成財政史-平成元~12 年度」まで総合政策研究所のホームページ(https://www.mof.おいて電子データの公表を行っています。「財政史」各シリーズ1 『明治財政史』2 『明治大正財政史』3 『昭和財政史』(戦前編)4 『昭和財政史-終戦から講和まで』5 『昭和財政史-昭和 27~48 年度』6 『昭和財政史-昭和 49~63 年度』7 『平成財政史-平成元~12 年度』の 7 シリーズ、全 117 巻が刊行されているほか、財務go.jp/pri/publication/policy_history/index.htm)に「平成財政史-平成元~12 年度」の「監修者のことば」には、「近代国家成立以来の財政金融の歴史記録を、財政当局が自ら一貫して記述刊行しているのは、世界的にもほとんど例がなく、日本の誇るべき貴重な文化遺産といって差し支えないのではないだろうか。」といった記述があります。この言葉に示されている伝統をしっかりと受け継ぎ、後世に伝えていくことが資料情報部の重要な使命です。また、財政史は単なる資料集ではなく、後世の人が当時の時代背景等についても理解できるものであることが望ましく、記述が結果の羅列に留まることなく、政策決定に至った状況等に全巻数全 15 巻全 20 巻全 18 巻全 20 巻全 20 巻全 12 巻全 12 巻1.資料情報部の業務(1)「財政史」の編纂・刊行 70 ファイナンス 2025 Jun.【図表 1】「財政史」各シリーズ財務総合政策研究所の 「資料情報部」の業務44PRI Open Campus~財務総研の研究・交流活動紹介~連載PRI Open Campus
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