石山アンジュさん もちろんです!ぜひ!正解を導き出すのが難しい時代だからこそ、セクターを越境することの必要性が今後は増していくだろうと思います。岩﨑広報室長 お話も尽きないところですが、本日はここまでとさせて頂きます。大変有意義な議論ができました。次回また違った切り口でお話を伺いたいです。本日はありがとうございました。思います。石山アンジュさん シェアリングエコノミーではシニアワーカーの方もたくさんいます。例えば外食産業の定年退職後に始めた包丁研ぎのオンラインレッスンが盛況で 80 歳ぐらいまで続けたい方とか。そういう元気で生き生きと、自分の得意を生かして働ける人が増えていくと、年金受給開始年齢の繰り下げも可能かもしれません。お元気な人が社会に参画するための受け皿をもっと作れるといいなと感じます。岩﨑広報室長 「関係人口」の話で言えば、制度の関係人口というのもありますよね。役人が作った自分の知らない制度によって、お金が取られたり入ってきたりする。そうではなく、私はこういう働き方だからこうしてほしいと、積極的に制度作りに参加する関係人口になることで、制度に対する納得感が生まれるのではないかと思いました。石山アンジュさん なるほど!制度の関係人口、面白いですね。おっしゃる通りだと思います。ちなみに、財務省で働くのは外から見て大変そうに思いますが、お二人はどう感じていますか?森田室長 そうですね・・・10 年くらい前と比べたら相当変わってると思いますね。IT 環境も整って、必ずしも職場に来なければ仕事ができないわけではなくなっています。黒野補佐 数字で見ると残業時間は減っていますし、テレワークやフレックスなどの制度は整っています。ただ、文化はなかなかすぐには変わるものではないので、まだまだ道半ばかと思います。石山アンジュさん 私が運営している若手の国家公務員向けコミュニティの参加者からよく聞くのは、忙しすぎて民間の人や他省庁の人と交流する機会が少ないということです。財政が厳しい、難しい時代の中で、将来的には、これまで行政が担ってきた機能を民間が担う必要性もあるように思いますし、逆もしかりで、行政側がより民間のことを理解しつつ、民間的な要素を入れていくことも大切だと思います。そういう意味では、官民の交流を通じてお互いのリアリティを知り、その視点で政策やビジネスを考える機会をもっと増やしていけるといいと感じます。岩﨑広報室長 そうした場には、ぜひ財務省職員も参加させてください!おわりに写真 5 中央が石山アンジュさん 14 ファイナンス 2025 Jun.FFutuuturree TTALKALK 〇〇さんと日本の未来とイマを考える〇〇さんと日本の未来とイマを考える
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