SPOT 48 ファイナンス 2025 May.(※) 関税局内(関税中央分析所・税関研修所を含む。)の若手職員から意見を求め、柔軟な発想により様々な事業を企画・運営することを目的として設置。(NACCSセンター)、横浜税関の業務説明、若手職員等との交流会、特別保存室(4)結果発表の見学(3) 輸出入・港湾関連情報処理センター学生とより年齢の近い関税局の若手職員で構成された「かもめプロジェクトメンバー(※)」がフォーラムの準備段階から関与し、フォーラム当日のロジ面のサポートや学生との交流会に参加しました。施設見学会の施設を事前に見学し、学生に有意義な時間を過ごしてもらうにはどのように見学してもらえば良いか等、検討しました。当日は、「かもめプロジェクトメンバー」がパネルディスカッションという形で、職場での業務内容や現在の職業を選んだ経緯などを話し、学生の皆さんから広く質問を募集しました。また、その他にもNACCSセンター、横浜税関から業務説明を行い、税関の現場や関連企業で働く魅力などについて説明いただきました。さらに、横浜税関特別保存室の見学会では、旧税関長室や特別会議室を見学し、学生達は横浜税関の歴史に触れていました。審査の結果、最優秀賞に輝いたのは「デミニマス商業的利用による制度破壊」をテーマに発表した高崎経済大学経済学部のグループ。続いて、優秀賞は「二国間水素貿易の促進要因」をテーマに発表した学習院大学経済学部のグループと「人権保護を目的とした政策が経済に与える影響」をテーマに発表した中央大学経済学部のグループとなりました。特別賞が「国際海上コンテナ輸送費における安定化に向けて」をテーマに発表した学習院大学経済学部のグループに、敢闘賞が残りの発表グループに授与されました。【参考】入賞グループの発表内容○最優秀賞・高崎経済大学経済学部(グループ名「梅島ゼミナール」)中国発越境EC企業によって、デミニマスを利用して大量の低価格の貨物が輸入され、各国で少額貨物にかかる制度の見直しや廃止が起こっていることを紹介。現状の課題から、制度の公平性と効率性の両立を図ること、また、労働環境の改善や製品の安全基準への対応が必要であることを説明。○優秀賞・学習院大学経済学部(グループ名「山田班」)近年、世界的に注目を集める水素エネルギーについて、日本の水素貿易が不安定である現状を踏まえて、新たな調達先としてASEANに着目し、FDIの活用や日本の水素拠点の整備によって安定した貿易が実現されると説明。・中央大学経済学部(グループ名「サターン」)タイでのビジネスと人権に関する行動計画(NAP)の策定後に貿易
元のページ ../index.html#52