ファイナンス 2025年5月号 No.714
51/112

SPOT 更に、共催団体より、前回から引き続き、(一社)日本通関業連合会 岡藤正策会長、輸出入・港湾関連情報処理センター(株) 平松均代表取締役社長に審査員をお願いしたほか、横浜税関 山崎翼税関長も審査員として参加しました。長を、青山学院大学 岩田伸人名誉教授((公財)日本関税協会理事、日本貿易学会所属)に審査員をお願いし、また、新たに上智大学経済学部 □田守弘教授(日本国際経済学会副会長)に審査員をお願いしました。国際物流と貿易の未来を考える「学生フォーラム」ファイナンス 2025 May. 47(2)研究発表会(午後)海上貨物を取り扱う現場の様子を見学した学生が、税関職員や事業者の職員に対して積極的に質問するなど、関心の高さが窺えました。研究発表会の冒頭、山崎翼横浜税関長が主催者を代表して挨拶し、「海港以来166年もの歴史と伝統のあるこの横浜税関で学生フォーラムが開催されることを嬉しく思う。貿易を取り巻く環境が大きく変化するなかで、研究活動やフォーラムの発表を通して学生の皆さんに貿易や国際物流について関心を持っていただき、学びの機会にしていただけたら幸い。発表後には懇親会も予定しており、大学の垣根を越えて参加者同士の交流を図っていただくと同時に、税関職員や共催団体・協力団体の職員とも関わりを持っていただき、皆さんの学生生活のなかで思い出に残るフォーラムになることを期待している。」と述べました。続いて、審査員長の長谷川聰哲中央大学名誉教授を始めとする審査員の方々に挨拶をいただき、メインイベントの研究発表会に移りました。研究発表は12分間、その後、審査員との質疑応答を3分間とし、各グループは予め用意したプレゼンテーション資料をスクリーンに投影し、工夫を凝らした発表を行いました。発表のテーマは、サプライチェーン、越境EC(通販貨物)、輸出入促進、通関士業界など分野は様々で、いずれも学生ならではの柔軟な着眼点を持ち、興味を引くテーマについて深く研究されており、非常にレベルの高い発表となりました。近年、税関分野でも注目されている時宜を捉えたテーマや、鋭い提案など、学生フォーラム事務局としても学生の皆さんの調査能力や研究能力の高さに驚かされました。また、審査員からの鋭い質問にも、研究結果を元に自分の思っていることを堂々と回答していました。コラム審査員6名のうち3名を学識経験者として、前回から引き続き、中央大学 長谷川聰哲名誉教授に審査員

元のページ  ../index.html#51

このブックを見る