ファイナンス 2025年5月号 No.714
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 関税局関税課税関調査室SPOT 46 ファイナンス 2025 May.(1)施設見学(午前)1  フォーラム当日の模様 (2025年2月25日)2025年2月25日、財務省関税局・横浜税関は、国際物流と貿易の未来を考える「学生フォーラム」を横浜税関本関において開催し、参加した学生が、国際物流と貿易分野に係るテーマで事前に行ったグループ研究の内容を発表しました。国際物流、貿易や税関行政に係る認知度・理解度の向上を目的とした積極的な広報事業である本フォーラムは、2023年3月7日に税関発足150周年事業として初めて開催し、今回が3回目の開催となりました。今回のフォーラムには、合計101名から成る23グループから参加登録があり、多くのグループから登録があったため、書面審査により予選会を実施し、本選で発表する10グループを選出しました。フォーラム当日は、発表する10グループと予選会参加の7グループから67名の学生が参加しました。全体としては、学生に加え、審査員、学生の指導教授、フォーラムの共催団体・協力団体及び関税局・横浜税関職員なども含め約130名が参加しました。本誌では、フォーラム当日の模様について紹介します。横浜税関に集合した学生は、オリエンテーション終了後、2グループ(バス4台)に分かれて、施設見学の会場である横浜税関コンテナ検査センターとAPMターミナルズジャパン(港湾運営会社)に向かいました。横浜税関コンテナ検査センターでは、コンテナ貨物の税関検査の流れ、検査機器や不正薬物の摘発事例などを見聞きしました。APMターミナルズジャパンでは、ターミナルの役割などの説明を受けるとともに、海外から到着した海上貨物が船舶から積み下ろされ、大型クレーンで仕分けされたのち、国内に配送されていく様子を見学しました。国際物流と貿易の未来を考える 「学生フォーラム」

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