ファイナンス 2025年4月号 No.713
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SPOT 著者撮影写真提供:名古屋国税不服審判所 職員富士山〈東海道新幹線新富士駅付近の車窓から〉MIRAIタワー<夜景がキレイ。職場近くのおススメスポット。>東京・名古屋新幹線通勤日記円から24万円程の出費であるが、単身赴任ではないので単身赴任手当は出ず、通勤手当のみ頂いている状況である。この通勤手当であるが、国家公務員の通勤手当*6は、この3月まで上限が月75,000円(新幹線通勤手当を含む)で、上限額を超える額は自己負担となるため、正直、なかなか家計に厳しい状況であった。しかし、令和7年4月から上限が月15万円となり、かなりほっとしているところである。今後は、遠距離への異動であっても、単身赴任一択でなく、在宅勤務も採り入れながら新幹線通勤をする、という働き方も十分考えられる選択肢になるのではないだろうか(東京・名古屋間はイレギュラーなケースとは思うが。)。ワークライフバランスを模索し続けた20年間近くであったが、肩肘はらず、しかし仕事も家庭も充実してやらせてもらった20年近くであったように思う。子供達が小学生のときは、夫を東京に残して子連れでの地方勤務だったのが、中学・高校生になり子連れ赴任は厳しい、けれど単身赴任は難しい状況になり、その打開策としての今回の新幹線通勤。在宅勤務など多様な働き方が広がっていることで可能になったと思うが、国税不服審判所という組織が、このような働き方を後押しできる、多様性を尊重する土壌があることも大きいように思う。一緒に働く皆さんと家族に感謝しつつ、引き続き東京・名古屋新幹線通勤を楽しんでいきたい。(本稿に関係ないが)東海道新幹線、60周年おめでとう!これからもよろしくです。ファイナンス 2025 Apr. 45*6) 一般職の職員の給与に関する法律第12条4 さいごに

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