特 集令和7年度予算特集:3令和7年度国土交通省・公共事業関係予算についてデータ化・活用などのDXを推進するとともに、所管事業者を含めたサイバーセキュリティの確保・強化を実施。ア.建設業の処遇改善と担い手の確保2億円⇒2億円(+0億円、+8.1%)適切な労務費の確保と行き渡りに向けて、改正建設業法等を踏まえ、請負代金や取引内容について実地調査を行う「建設Gメン」の取組を強化(建設Gメンの補助員の導入等)するとともに、労務費の基準の作成に向けた実態調査等を実施。あわせて、働き方改革の推進や、女性や若者の入職・定着の促進、地方公共団体の入札契約の適正化等を引き続き実施。イ.物流業における取引環境の適正化0.3億円⇒0.4億円(+0.1億円、+20.8%)物流業における人件費の適正な価格転嫁等を促すため、荷主・元請事業者の悪質な行為の是正指導を行う「トラックGメン」を「トラック・物流Gメン」に改組し、中間に介在する倉庫業者と荷主の間の取引環境の是正など、サプライチェーン全体の取引環境の適正化の取組を強化。ウ.官庁施設の整備・老朽化対策等176億円⇒179億円(+2億円、+1.3%)防災拠点となる官庁施設(合同庁舎等)の防災機能を強化し、長く安全に利用するため、危険箇所の解消などの老朽化対策を実施。ア.海上保安能力の抜本的強化2,611億円⇒2,791億円(+180億円、+6.9%)「海上保安能力強化に関する方針」(令和4年12月16日関係閣僚会議決定)を踏まえ、尖閣領海警備能力や広域海洋監視能力、大規模災害等の重大事案への対応能力の強化など、海上保安能力の強化を推進。処能力などの能力強化-無操縦者航空機の5機体制の構築-多目的巡視船1隻の建造 等(イ)業務基盤の整備-宿舎整備-能力強化に必要な定員など、101人の純増 等イ. 羽田空港での航空機衝突事故を踏まえた更なる安全・安心対策の推進うち、【自動車安全特別会計(空港整備勘定)】19億円令和6年1月2日に羽田空港で発生した航空機衝突事故を受け、滑走路上における航空機等の衝突防止に向けた更なる安全・安心対策を速やかに実施するため、滑走路誤進入に係る注意喚起システムの強化等を推進。ウ.一般会計から自動車安全特別会計への繰戻し令和3年12月に財務大臣・国土交通大臣間で合意された内容(※)を踏まえ、被害者支援事業等が安定的、継続的に将来にわたって実施されるよう、引き続き繰戻しを実施。(※)財務大臣・国土交通大臣間合意(令和3年12月22日)(抄)-毎年度の具体的な繰戻額については、令和4年度予算における繰戻額の水準を踏まえ、(中略)財務省及び国土交通省が協議の上、決定することとする。-一般会計からの繰戻しに継続して取り組む19億円(皆増)【一般会計】 1億円(ア)広域海洋監視、大規模災害等の重大事案への対65億円⇒65億円(+0億円、±0.0%) 18 ファイナンス 2025 Apr.(注)令和4年度予算における繰戻額:54億円(参考)令和6年度補正予算 52億円(参考)令和6年度補正予算 35億円(3)担い手の確保・賃上げ等への対応(4)国民の安全・安心の確保
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