ファイナンス 2025年4月号 No.713
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令和7年度国土交通省・公共事業関係予算について(参考)令和6年度補正予算 19億円令和7年度予算特集:3特 集 地方への人の流れを創出するため、地域の多様な主体が連携した先導的な二地域居住の取組を支援。また、行政区域を超えた連携等により生活サービスの持続的な提供を図るため、地域生活圏の形成に資する先導的な取組を支援。(ウ)市町村域を越えた広域でのまちづくりの推進立地適正化計画の策定・見直し時において広域連携の取組を重点的に支援するとともに、広域連携の拠点施設の整備への補助限度額の嵩上げ措置を強化。あわせて、データ整備や効果検証を強化して、広域でのまちづくりに係るEBPMを促進。イ.国際コンテナ戦略港湾等の機能強化633億円⇒638億円(+5億円、+0.8%)国際コンテナ戦略港湾(京浜港・阪神港)に寄港する国際基幹航路の維持・拡大を図り、我が国立地企業のサプライチェーンを安定化すること等を通じて、我が国産業の国際競争力を強化するため、(ア)船舶の大型化に対応したコンテナターミナルの整備等を集中的に実施するとともに、(イ)AIの活用等による港湾業務の自動化・省力化、コンテナターミナルの一体利用の促進を通じて、港湾物流における生産性向上を促進。ウ.空港の国際競争力の強化等(ア)空港の国際競争力の強化864億円⇒888億円(+24億円、+2.8%)【自動車安全特別会計(空港整備勘定)】羽田空港において、京急空港線引上線やJR東日本羽田空港アクセス線等の整備を引き続き実施するほか、中部空港の現滑走路の大規模補修に向けた代替滑走路の整備等を実施。(イ)空港業務(保安検査、グランドハンドリング)の体制強化等保安検査の量的・質的向上の推進135億円⇒140億円(+6億円、+4.3%)【自動車安全特別会計(空港整備勘定)】空港受入環境整備の推進1億円⇒1億円(+0億円、+2.7%)FASTTRAVELの推進今後の航空需要の増大に対応するため、旅客の利便性向上を図りつつ、確実かつ効率的に保安検査を実施できるよう、保安検査員の処遇改善や先進的な検査機器の導入を推進。空港業務を担うグランドハンドリング事業者について、エアラインからの委託料引上げによる処遇改善を促すとともに、人材の定着率向上のための職場環境改善などを重点的に支援。ストレスフリーで快適な旅行環境の実現に向け、自動チェックイン機や自動手荷物預け機、自動航空機牽引機等の先進機器導入により、搭乗手続きの円滑化や手荷物輸送の迅速化を推進。エ.整備新幹線の整備の推進(ア)整備新幹線の着実な整備北海道新幹線(新函館北斗・札幌間)について、整備を着実に推進。(イ)北陸新幹線事業推進調査北陸新幹線(敦賀・新大阪間)について、従来、工事実施計画の認可後に行っていた調査も含め、施工上の課題を解決するための調査を先行的・集中的に実施することに加えて、科学的知見に基づいた情報発信やそのための体制強化等による沿線地域の理解促進に必要な調査等を実施。オ.都市鉄道ネットワークの充実大都市圏の中心部における移動の円滑化や通勤・通学混雑の緩和等を図るため、新たに新空港線「蒲蒲線」の整備着手とともに、なにわ筋線の整備、東京メトロ有楽町線・南北線の延伸整備を推進するほか、地下鉄バリアフリー化等を推進。カ.DXの推進、サイバーセキュリティの強化等働き方改革や、国土交通分野における行政情報の16億円⇒16億円(+1億円、+4.7%)【国際観光旅客税財源(再掲)】804億円⇒804億円(±0億円、±0.0%)14億円⇒15億円(+0.2億円、+1.1%)153億円⇒153億円(+0.3億円、+0.0%)1億円⇒1億円(+0億円、+0.5%)【一般会計】ファイナンス 2025 Apr. 17

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