ファイナンス 2025年2月号 No.711
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嬉野の茶畑武雄温泉楼門楼門天井の4つの彫り絵はじめに管内の特色管内の見どころ武雄税務署は、佐賀県の南西部に位置する武雄市、嬉野市、鹿島市、杵島郡(大町町、江北町、白石町)及び藤津郡(太良町)の3市4町を管轄し、管内の面積は、東京23区(627.57km2)とほぼ同じ644.17km2、管内の人口が約142,000人、職員数が28名のアットホームな税務署です。明治29年11月に設置された後、数度の移転を重ね、平成30年9月に武雄市役所庁舎5階へ移転し、現在に至ります。管内の名物を挙げると、武雄市・嬉野市を中心とする温泉街や陶磁器、鹿島市や白石平野を中心とした玉ねぎやレンコンなどの農作物、有明海の海苔やカニなどの海産物があります。また、嬉野市のお茶「うれしの茶」は、全国茶品評会で何度も日本一を受賞するなど、高い評価を受けており、そのお茶を使用したスイーツ等も大変人気となっています。そのほか、日本酒の醸造も盛んで、管内には酒蔵が8蔵あります。武雄温泉は、1,300年の歴史を誇り、宮本武蔵やシーボルト、伊達政宗や伊能忠敬などが入浴したとの記録が残る名湯です。泉質は、弱アルカリ性単純の湯で、無色透明で肌触りがよく、疲労回復の効能があると言われています。温泉の入口にある朱塗りの楼門は、佐賀県唐津市出身で東京駅や日本銀行本店などを設計したことで知られる辰野金吾の設計で、大正4年に建てられ、国の重要文化財に指定されるなど、武雄温泉の観光スポットファイナンス 2025 Feb. 81[武雄温泉]武雄税務署 総務課長田古里 照恵歴史と風情を感じる 温泉の町、武雄武雄市各地の話題連載各地の話題

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