「Be Here Now」にちなんだもの。Bloombergロンドンセミナーに登約100名の海外投資家にJGBをプロモーション壇BloombergBloombergThe UK Debt Management The UK Debt Management OfficeOffice日本銀行日本銀行財務省、みずほ証券、外資系機財務省、みずほ証券、外資系機関投資家関投資家(モデレーター) Bloomberg(モデレーター) Bloombergクレディ・アグリコル証券、クレディ・アグリコル証券、SMBC日興証券、BloombergSMBC日興証券、Bloomberg(モデレーター) Bloomberg(モデレーター) BloombergBloombergBloombergBloombergBloombergプログラム名プログラム名Opening RemarksOpening RemarksKeynote Speech 1Keynote Speech 1Keynote Speech 2Keynote Speech 2Pannel Discussion 1Pannel Discussion 1JGB Here Now””““JGB Here NowPannel Discussion 2Pannel Discussion 2““Investment in JapanInvestment in Japan””How to analyze and accessHow to analyze and accessto Yen market via Bloombergto Yen market via BloombergClosing RemarksClosing Remarks登壇者登壇者対し、Bloombergのエコノミストがオーソドックスな立場で議論を展開したのが結果として良い塩梅にコントラストとなり、海外投資家にとっては非常に興味深いパネルとなったようである。本セミナーには、アセットマネージャーやヘッジファンド、銀行等100名近くの幅広い投資家が参加し、会場は熱気に包まれた。セミナー終了後、Bloombergの日本統括責任者によると、参加者の反応として、日本経済の展望や金融政策の動向等の話を直接聞けて良かった、また、有り難いことに、日本の財政政策等について、欧州では財務省の考えを聞く機会が無かったので参考になったとの声もあったとのことである。尚、2025年1月上旬には、第二弾としてシンガポールでのBloombergセミナーも開催された。2024年11月4日、世界が固唾を飲んで見守った米大統領選挙を翌日に控えたこの日、世界有数の金融センターであるロンドン・シティにおいて、Bloombergと財務省がタッグを組んだ初の投資家向けイベントが開催された。イベントの名は「Japanese Government Bonds: A New Era」(日本国債:新しい時代)- 2024年3月の日本銀行による金融政策の枠組みの見直しを受け、日本国債(JGB)市場に「金利ある世界」が復活し、長年、通貨ベーシス・スワップ取引を利用した国庫短期証券(T-Bill)投資を中心に行っていた外国人投資家も、JGB市場に熱いまなざしを向け始めている。この好機を捉えるべく、Bloombergと財務省の思いが一致し、今回のセミナー開催が決まった。基調スピーチには、現地を代表してイギリス債務管理庁(UK Debt Management Office)のジェシカ・ピューレイCEO(※筆者(荒瀨)も日本代表として参加しているOECD債務管理作業部会のイギリス側カウンターパートでもある)に登壇いただいた。パネル1は、「JGB Here Now」*3 と題し、JGBマーケットを巡る現状と課題を中心にディスカッションを行った。筆者からは2024年6月に公表された「国の債務管理に関する研究会」の「議論の整理」を中心に国債の安定的な発行・消化に向けた中長期的な課題と取組について紹介を行った。対してみずほ証券からは、国内投資家の最近の投資行動や決算データからデュレーションリスクをアンダーウエイトしていることがうかがえる点と、日本銀行の国債買入れ減額や国債発行計画の見通しを踏まえ推奨され得る投資戦略についての紹介があった。パネル2の「Investment in Japan」では、主に我が国のマクロ経済や金融政策の動向についてディスカッションを行った。登壇したクレディ・アグリコル証券のエコノミストはリフレ派の論客であるのに*3) お気づきの方もおられると思うが、90年代イギリスを代表するロックバンドであり、最近再結成を発表したOasisの3枚目のアルバムColumn1Pannel Discussion 1 “JGB Here Now”プログラム名と登壇者 9 ファイナンス 2025 Jan.
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