ファイナンス 2025年1月号 No.710
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ファイナンス 2025 Jan. 8(オンラインによる面談・セミナーも含む)、(2)IRで使用する資料の更新・改定のサポート及び国内外の市場環境に係る情報提供を想定している。2024年7月以降、JGB・GXプロモーター各社と効果的・効率的なIRに向けた意見交換を行った後、国内外IRを開始した。国内IRについて、地域金融機関を対象とした個別面談のほか、主に業界団体やJGB・GXプロモーター各社が主催する各種セミナーに10回以上登壇し、最近の日本国債市場を取り巻く状況やCT国債を含む国債管理政策等について講演を行った。その際、1回あたり数社から10社程度の投資家とのディスカッション形式のスモールミーティングを実施するとともに、銀行や生命保険会社等の金融機関のみならず、学校法人や公益法人のような非営利法人等向けセミナーに登壇する等、新たな取組も積極的に行っている。海外IRについては、20年にわたる、これまでの取組や海外の債務管理当局等とのつながりを生かし、様々な機会を捉えて、国内外で実施している。国内での取組としては、主に来日した海外投資家との面談が官民連携による国債保有者層の多様化に向けた取組JGB・GXプロモーターと日本国債IR中心であるが、東京にオフィスを構えている各国中央銀行・財務省とも定期的に意見交換を行っているほか、各種セミナーで講演やパネルディスカッションに登壇した。なお、世界の外貨準備運用担当者の情報交換の場である、アジア開発銀行主催の地域外準運用管理フォーラムを始め、サステナブルファイナンスやCT国債にフォーカスしたセミナーや面談においては、経済産業省等と連携して対応した。海外を訪問してのIRについては、主に日本経済・財政と国債管理政策の現状をテーマとして、2024年10月には、シンガポール及び香港、11月には、イギリス、フランス、アラブ首長国連邦等への出張を実施した。その際、現地での海外投資家との面談や国際会議への参加と併せて、イギリスでは、Bloombergが主催する現地投資家向けのセミナーとタイアップし、パネルディスカッションに参加した。引き続き、年間を通じて、国内外での国債IRをJGB・GXプロモーター各社等と協力しながら、積極的に展開していく。海外投資家向けセミナーに理財局幹部が登壇(2024年11月)学校法人向けセミナーに登壇(2024年11月)経済産業省とともにトランジション・ファイナンスをテーマとしたセミナーに登壇(2024年11月)海外投資家との面談の様子特集

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