ファイナンス 2025年1月号 No.710
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ファイナンス 2025 Jan. 104す。また北部や南東部には豊かな自然が広がり、安定した気候と高梁川の豊かな水量を生かし、桃やブドウの産地となっている他、レンコンやごぼうの栽培が盛んな地域もあり、まさに歴史と自然と工業が調和するまちとなっています。更に倉敷市最南端には、本州と四国を結ぶ「瀬戸大橋」が架かり交通の要所でもあります。水島税関支署は、倉敷市の南側の工業地帯の一角にあり、瀬戸内海地域の中心に位置する水島港の玄関口に所在しています。昭和36年(1961年)6月に宇野税関支署の水島分室として設置され、翌年4月に水島出張所に昇格、昭和47年(1972年)5月に宇野税関支署から独立し支署となりました。岡山県西部の5市(倉敷市、総社市、高梁市、新見市、浅口市)4郡(都窪郡、加賀郡、小田郡、浅口郡)を管轄しています。当支署の眼前に広がる水島港は、戦後に整備された重化学工業地帯から成る「水島地区」と、北前船の時代から商港として古くから栄えた「玉島地区」に分かれており、二つの異なった性格を持った港です。倉敷市は、岡山県の南部に位置する人口約47万人のまちです。気候は、温暖な瀬戸内海式気候で、年間を通じて天気や温度が安定しており、雨や雪が少なく日照時間が長いのが特徴です。倉敷市といえば、市内中心部の白壁の街並みが残る「倉敷美観地区」が有名かと思いますが、南部には瀬戸内海に面する水島港に、西日本有数の工業地帯「水島コンビナート」を抱える重工業の盛んなまちでもありま神戸税関 水島税関支署総務課長長谷川 貴彦(瀬戸大橋)(水島税関支署)1.はじめに2.水島税関支署と水島港各地の話題連載各地の話題 歴史と自然と工業の 調和するまち倉敷市倉敷市

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