ファイナンス 2024年12月号 No.709
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連載各地の話題 壱岐市玄界灘に浮かぶ自然豊かで、歴史と交流の島「壱岐」。壱岐市は、持続不能な未来への危機感を直視し、島を未来へつなぐ施策に積極的に取り組んでいる。再生可能エネルギー導入の推進に限らず、太陽光発電の余剰電力を有効利用するなどサスティナブルな取組も実践。また、市内企業や大学などのエンゲージメントパートナーとともにチャレンジしており、産官学の「つながり」に着目したまちづくりは、同様の課題を抱える自治体にとって、課題解決の一翼を担うことになると期待している。地方創生コンシェルジュ福岡財務支局長崎財務事務所長 田原 秀司パートナーとしての信頼関係を深めながら、持続可能な未来の共創に取組んでいます。島の中からでは分からなかった島の価値を外部からの目で教えていただくことが多々あります。そして、島の価値に気づいた市民は、改めて島を誇らしく思い、更にその価値を高めていこうとします。そこにまた外部の人が惹きつけられ、新たな島の価値を見出していく、そのようなエンゲージメントの循環の先に、持続可能な未来がつながっていくと考えています。壱岐市はこれからも、エンゲージメントパートナーとともに、市民の思いに寄り添い、その思いを一緒に未来につないでいくための先端的な取組に積極的にチャレンジしていきます。壱岐の新時代をみんなで一緒に前へ進めます。市民の思いと共に、持続可能な未来への「共創」ファイナンス 2024 Dec. 103

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