ファイナンス 2024年12月号 No.709
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連載各地の話題京田辺市○大住こども園○学校給食センター(愛称:「はぐくみ」)大住こども園(写真提供:京田辺市)学校給食センター(写真提供:京田辺市)中部住民センター(写真提供:京田辺市)4. 誰もがいきいき暮らせるまち5.おわりにづくり模を有する同センターの整備により、令和6年4月からセンター方式による中学校給食が開始し、徹底した衛生管理と最新調理機器により最大3,000食を各中学校へ配食しています。施設内には、中学校に提供する給食調理はもとより、食育の取組みを推進するため、給食調理の作業風景が見学できるスペースや会議室も設置されています。京田辺市では誰もがいつまでも健やかで幸せに暮らせるまちを目指し、「健幸」をキーワードとした取組も行っています。市民の文化・スポーツの振興、健康や福祉の増進を願い、コミュニティ活動の拠点として市内には北部、中部、南部に多目的複合施設(北部住民センター、中部住民センター、南部まちづくりセンター)が設置されています。今回ご紹介した大住こども園や学校給食センターの建設工事費の資金に財政融資資金が活用されています。また、北部住民センター、中部住民センターの設備改修工事費にも財政融資資金が活用されています。財務局では、こうした地域の実情や地方公共団体のニーズを把握しつつ、財政融資資金の活用により、地域活性化の取り組みが一層進展するよう、引き続き力添えしていきたいと思っています。療を受けることができます。近年整備された施設を2つご紹介します。「こどもが輝く京田辺の実現に向けた基本方針」に基づき、市立大住幼稚園を改築し、北部地域の拠点となる市立幼保連携型認定こども園として令和5年4月に開園しました。太陽光発電システムやLED照明などを導入しているほか、府内産木材をふんだんに使った地球環境にやさしい、木の温もりを感じられる園舎です。成長期にある中学生に栄養バランスのとれた給食を提供することで、子どもたちの健康維持と体力向上を図るとともに、学校給食を通した食育の推進に取り組むため、京田辺市中学校給食基本計画に基づき、中部住民センター西側市有地に学校給食センターを整備しました。鉄骨造り2階建て、延べ床面積2,118m2の規 100 ファイナンス 2024 Dec.

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