STEP1STEP2STEP3STEP4STEP5 ファイナンス 2024 Nov. 5マイナポータルで利用者登録「確定申告準備ページ」で 取得したい控除証明書等を選択マイナポータルとe-Tax・民間送達 サービス・ねんきんネットを連携民間送達サービスと証明書等を 発行する企業との連携e-Taxのマイページで 情報取得の登録ここでは、年末調整された給与所得を有するサラリーマンが、確定申告手続きで医療費控除とふるさと納税の適用を受ける還付申告を行う例を用いて解説する。まず、「マイナンバーカード」と「マイナンバーカード読取対応のスマホ」を準備しよう。マイナンバーカードに格納された電子証明書のパスワードも用意が必要だ(詳しくは9ページ参照)。なお、令和6年分確定申告から、「マイナンバーカード」に代えてスマホ用電子証明書を利用することで、スマホにマイナンバーカードをかざして読み取る必要がなくなる(詳しくは8ページ コラム2参照)。スマホでマイナポータルアプリをダウンロードし、マイナポータルへアクセスする。初めて利用する方は、STEP1として、画面の案内に沿って、マイナポータルの利用者登録を行う。つぎに、STEP2として、マイナポータル内にある「確定申告の事前準備」ページから、取得したい控除証明書等を選択する。設例では、「医療費」、「ふるさと納税」、「給与」を選択する。STEP3として、画面の案内に沿って、マイナポータルとe-Tax、マイナポータルと民間送達サービスをそれぞれ連携するための操作を行う。STEP4として、設例では、ふるさと納税に係る寄附金控除データを連携するので、民間送達サービスと証明書等の発行企業とを連携させる。なお、発行企業のサイトで証明書等の電子交付サービスの申請を求められる場合があるが、画面の案内に沿って手続きを完了させる。STEP5として、給与所得の源泉徴収票の情報を取得するため、e-Taxのマイページへ遷移し、「情報取得希望」の手続きを行う。なお、医療費控除に必要な「医療費通知情報」は、特段の設定は不要だ。設例での事前準備は以上となる。事前準備を行ってから実際に証明書等のデータが連携可能となるまでには、数日を要する場合があるので、事前準備は早めに済ませておきたい。<1>マイナポータル連携のための事前準備<1>マイナポータル連携のための事前準備給与所得者がマイナポータル連携を利用して確定申告するまでの流れ
元のページ ../index.html#9