ファイナンス 2024年10月号 No.707
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コインの世界につれてって!〜収蔵庫からこんにちは 奥深いコインの世界〜ファイナンス 2024 Oct. 69〈本展にかかる主な参考文献等〉大蔵省造幣局(編)『造幣局百年史』 大蔵省造幣局 1976年造幣局150年史編集委員会『造幣局150年のあゆみ』 独立行政法人造幣局 2022年大蔵省(編)『大日本貨幣史 3』 大日本貨幣史刊行会 1969年石原幸一郎(編)『日本貨幣収集事典』 原点社 2003年瀧澤武雄・西脇康(編)『日本史小百科〈貨幣〉』 東京堂出版社 1999年岩橋勝『ビジュアル日本のお金の歴史[江戸時代]』 ゆまに書房 2015年櫻木晋一『考古調査ハンドブック15 貨幣考古学の世界』 ニューサイエンス社 2016年高木久史『通貨の日本史』 中央公論新社 2016年谷川章雄『六道銭の考古学』 高志書院 2009年R.S.ヨーマン(著)、岡政道(訳)『近代世界コインのカタログ』 泰星スタンプ・コイン 1984年造幣局長協会(Mint Directors Association)公式ウェブサイトMint Industry 内Fast Factsページ(https://mintindustry.com/information-hub/fast-facts/(参照2024-6-9))協同一致 Glicoグループ100年史正史(冊子)版 第1章第2節創意工夫の原点「グリコ」の商品企画(参照2024-6-12)(https://www.glico.com/jp/100th_history_contents/assets/js/pdfjs/web/viewer.html?file=/jp/100th_history_contents/assets/pdf/d041-045.pdf#pagemode=none)平木啓一『新・世界貨幣大辞典』 PHP研究所 2020年その他関係各国造幣局等ウェブサイト おわりに今回の特別展では、普段は収蔵庫で保管されている公開することが稀なコインも含め、様々な時代・地域のコインなど115点を、いくつかのテーマに沿って紹介しました。本稿でご紹介したコインはその一部となります。本展に登場したコインは、価値交換媒体という役割を超えて、様々な目的や意味合い・役割を、また、思いもよらないデザインや形状・特質を持っていました。本稿の読者の皆様にも、これらのコインを通じて、今まで知らなかったコインの魅力に気づいていただき、電子マネーやキャッシュレス決済では味わえない、まだ踏み入れたことのない、コインの奥深い世界を垣間見ていただけたのであれば幸甚です。なお、造幣局では、大阪にある本局のほか、さいたま支局及び広島支局にも博物館・展示室を設けており、本局の造幣博物館で開催した本展は、10月に造幣さいたま博物館で、11月には広島支局展示室で巡回展として開催予定です。日時・開館時間等の詳細につきましては造幣局ホームページ(https://www.mint.go.jp/)でご案内します。また、本局・造幣博物館の常設展では、造幣局の歴史や貨幣製造工程を学べるほか、竹流金や天正菱大判などの貴重な貨幣、勲章・褒章やわが国で開催されたオリンピック・パラリンピックの入賞メダルなど約4千点を展示しています。毎月第3水曜日や年末年始・桜の通り抜け期間中等を除き、休日・祝日も開館しております。入館無料ですので、お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。そのほか造幣局では本局及び両支局にて工場見学も受け付けています。詳しくは造幣局ホームページでご確認できます。最後に、本稿に掲載した貨幣やメダル、『金銀図録』の写真は、すべて造幣博物館の所蔵品を撮影したものとなります。これらを含む本展展示品の一覧については、幣局ウェブサイト内特別展紹介ページにリンクを掲載しています。当該ページには次の二次元コードからアクセス可能です。また、本展の紹介動画や解説は、公式YouTubeチャンネルやInstagramでも発信しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。

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