千葉みなとエリアを走る千葉都市モノレール(1)千葉ポートタワー 96 ファイナンス 2024 Oct.4 千葉市の観光名所令和5年(2023年)12月には、215,465人に増加していました。千葉市全体の人口も、政令指定都市となって30年が経過した令和6年(2024年)8月1日現在、984,524人となっており、100万人に近づいています。千葉市が誇れるものとして、冒頭少し触れさせていただきましたが、「千葉都市モノレール」が挙げられます。千葉都市モノレールは、千葉みなと駅と県庁前駅を結ぶ1号線と、千葉駅と千城台駅を結ぶ2号線から成り、日本国内では2か所しかない希少な「懸垂式モノレール」です。千葉駅周辺の都市エリアや住宅街を含め、道路の上を飛ぶように走っていることから、スリリングな乗車体験ができる人気路線としても有名で、千葉都市モノレールを利用して出勤している職員は、朝から、同じ千葉県内に所在する「ディズニーアトラクション」を体験しているも同然であり、羨ましく思っています。なお、総営業距離15.2kmは懸垂式モノレールとして世界最長で、平成13年(2001年)にはギネス記録に認定されているとのことです。余談ですが、千葉県の北側にあたる茨城県との県境には利根川が流れ、また、千葉県北西部側の東京都及3 海と川に囲まれた千葉県千葉税関支署は、千葉県の浦安市から館山市にかけての東京湾内及び館山市から銚子市にかけての外房地域に渡る約534kmにも及ぶ長い海岸線を管轄しています。び埼玉県との県境は、江戸川が流れており、いずれも河川が県境となっています。そのため、千葉県は、海と川に囲まれた「島国」と言い換えても大きな嘘にはならないでしょう。更に余談を展開させますと、千葉県は、別名「クマなし県」と言われており、実は『本州で唯一熊が生息していない県』なのです。ご存じのとおり日本には二種類の熊が生息しており、ヒグマは北海道、本州以南にはツキノワグマが生息していますが、何故千葉県には熊が生息していないのか、はっきりした理由は分かっていませんが、房総半島に所在する山々が隣県に所在する山から孤立しているため、森林を伝って熊が来ることが出来ないのではないかと考えられているようです。周囲の東京都、埼玉県、茨城県の山中に生息する熊が街中を通って千葉県にやってくる可能性は極めて低く、また、仮に千葉県境までツキノワグマがやってきたとしても、江戸川或いは利根川を越えなくてはならず、川を泳いで渡る(ツキノワグマは、泳ぎは達者で、しかも時速40キロで走ることが出来るらしい)、或いは、橋を渡って越境することは困難と考えられます。ツキノワグマの千葉県侵入は、利根川と江戸川のダブル関所に任せておけば問題なさそうです。しかしながら、こと不正薬物などの禁制品の密輸入阻止については、そういう訳にはいかず、我々税関職員が文字通り「関所」となって食い止めるしかありません。記憶に新しいところでは、横浜税関は、千葉県館山沖でコカイン約178キロを密輸しようとしたとして、関係機関と共同で密輸に関与した関係者らを検挙、本年7月には関係者らを告発したということは報道のとおりです。千葉税関支署においては、社会悪物品の摘発に向け、日々取締・検査を行っているところであり、こうした職員の努力或いは当支署の取り組みが近く実を結ぶことを願ってやみません。まず、千葉市の観光名所として紹介したいのは、「千葉ポートタワー」です。千葉ポートタワーは、千葉県の人口が500万人を突破したことを記念して建設
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