ファイナンス 2024年9月号 No.706
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0234502343,5003,0002,5002,0001,5001,000390500549422平成26271,8968927841,5011,1592829その他(万件)16,00014,00012,00010,0008,0006,0004,0002,0001,0478712,5871,15930令和1大麻覚醒剤平成30年→令和5年航空:約3.7倍海上:約2.3倍全体:約3.5倍833 406 8,729 428 6,560 431 4,212 3,544 平成30令和1航空貨物1,0468368117456651,014件数1,011 1,261 13,006 10,028 (年)海上貨物(摘発件数:件)2,0001,8001,6001,4001,2001,00080060040020005(年)8151,978航空・海上貨物の輸入許可件数の推移 4 ファイナンス 2024 Sep.港湾・空港分野の国際競争激化で 保税制度の改善・活用がより重要に近年、輸入越境電子商取引(EC)の拡大に伴い、輸入許可件数が急増しており、海上貨物は、平成30年から令和5年の6年間で2.3倍に増加している。反面、物流分野においては、人手不足や労働生産性の低さを背景とした課題(いわゆる「2024年問題」)が顕在化しており、政府一体として取組が進められている。更に、港湾・空港分野における国際競争が激化する中、国際競争力の強化に向けた港湾・空港の機能強化に関する取組も進んでおり、国土交通省が令和6年2月に公表した「新しい国際コンテナ戦略港湾政策の進め方検討委員会 最終とりまとめ」においても、「集貨」「創貨」の取組の一環として、保税制度の改善や活用について言及されている。一方で、令和5年の税関における不正薬物の押収量は2トンを超え、極めて深刻な状況となっており、不正薬物の国内への流入防止など、厳格な水際取締りの実施にあたり、保税制度が果たす役割は大きい。不正薬物の摘発件数と押収量の推移(押収量:Kg)4,000保税制度の課題保税制度の課題不正薬物の押収量は深刻な状況にあり 不正薬物の押収量は深刻な状況にあり 保税制度の果たす役割はより重要に保税制度の果たす役割はより重要に

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