ファイナンス 2024年9月号 No.706
37/68

ファイナンス 2024 Sep. 33 試合の様子(赤:財務省Aチーム)財務省Aチーム。後列は左から秋野顧問、榎本師範前列は右から先鋒:向江脇、次鋒:岡山、中堅:村上、副将:吉武、大将:中対伝統を繋ぐ(2)決勝トーナメント財務省Aチームは造幣局、東京国税局Bチームと同じリーグに組み分けられました。第1試合、先鋒:向江脇選手が電光石火の二本勝ちを収め、その勢いのままリーグ首位で決勝トーナメントへ進出しました。〈準々決勝〉財務省A 5 ― 0 政策金融公庫東京国税A 2 ― 1 東京税関国税合同 5 ― 0 造幣局名古屋国税 2 ― 1 丸の内剣友会財務省Aチームについては、リーグ戦では普段の実力が出せていなかった選手も徐々に調子を上げ、先鋒から中堅まで全員が勝利し、チームとしての勝利を決めると、勢いそのまま副将、大将も勝利し、幸先の良いスタートを切りました。大将戦では、中対選手が、相手が追い打ちをかけてきたタイミングでのカウンターを決め、チームの士気をさらに高めました。〈準決勝〉財務省A 3 ― 1 東京国税局A国税合同 3 ― 1 名古屋国税財務省Aチームの準決勝の相手は、東京税関との接戦を制した東京国税局Aチームでした。先鋒戦、若手同士の激しい打ち合いが展開されましたが、一瞬の隙をつかれ、財務省Aチームが追いかける展開に。しかし、次鋒がその流れを断ち切り、試合を振り出しに戻すと中堅もその流れに乗り勝利を収め、副将:吉武選手が追い打ちの面を決め、試合を決めました。一方、国税合同チームは、先鋒として、ここまで全勝の松原選手が先勝し、次鋒で返されるも、この日のために札幌から東京まで来て参加した高島選手が勝利。そして、大会当日に、急遽、試合出場となった副将の相良選手が試合を決めました。〈決勝〉決勝戦は、財務省Aチームと、先鋒・次鋒の女性剣士が強さを見せてきた国税合同チームとの対戦となりました。会場が緊張感と静寂に包まれる中、まずは先鋒:向江脇選手が難しいタイミングでのカウンターの小手を決めました。続いて、相手の次鋒は竹刀を頭上に振りかぶった状態で構える上段の構えの選手でしたが、試合中盤、次鋒:岡山選手が鋭い小手打ちで一本をもぎ取りました。中堅戦では、国税合同チームが猛攻撃を仕掛けてきましたが、中堅:村上選手が返し技を繰り出し、チームとしての勝利を確実にし、財務省が優勝を決めました。また、大会運営の総指揮を行い、財務省Aチームの大将として一度も負けることなく全試合を締めた中対選手が本大会における最優秀選手に選ばれました。財務省A 3 ― 1 国税合同

元のページ  ../index.html#37

このブックを見る