鎌倉・■子・葉山〜鎌倉市鎌倉税務署 総務課長竹村 寛之ファイナンス 2024 Aug. 73現庁舎鶴岡八幡宮 鎌倉税務署は、昭和61年7月に横須賀税務署及び藤沢税務署から分割され設置、平成4年12月に新庁舎が落成し、仮庁舎から現在の所在地に移転しました。現庁舎は、街の景観に馴染む色合いで、樹木に囲まれた落ち着いた雰囲気の建物となっています。管轄区域は、藤沢税務署の管轄であった鎌倉市、横須賀税務署の管轄であった逗子市及び三浦郡葉山町の2市1町であり、管内面積は約74km2、管内人口は約26万人です。はじめに鎌倉税務署が所在する鎌倉市は、相模湾に面した神奈川県の南部に位置する海と山に囲まれた自然豊かな街で、市域に神社仏閣などの歴史的な遺産も多く、源頼朝が幕府を開いた地として知られ、国内外から多くの観光客が訪れています。鶴岡八幡宮鎌倉市の中心部に建つ「鶴岡八幡宮」は、日本を代表する八幡宮であり、康平6(1063)年、源頼義が源氏の守り神として京都の岩清水八幡宮を由比郷鶴岡(現在の材木座にある由比若宮(元八幡))に分祀したことに始まります。その後、治承4(1180)年に平家打倒のため挙兵した源頼朝が鎌倉入りした際に現在の場所に遷座して、鶴岡若宮と称し鶴岡八幡宮の基礎を造りました。社前から海側に続く、参道となる若宮大路の中央にある一段高くなった道は、段葛(だんかずら)と呼ばれ、頼朝が妻である北条政子の安産を祈願し造らせたといわれています。当時は、小高く盛土した脇に石を並べた程度の造りであったようですが、時を経て幾度となく改修されており、現在の段葛は、平成26年11月から平成28年3月までの改修工事で整備されたものとなっています。る場所があります。頼朝の鎌倉入り800年を記念して、昭和41年に開園した「源氏山公園」は、春には桜、秋には紅葉など四季折々の自然が感じられる公園で、園内には、頼朝源氏山公園(源頼朝像)税務署から徒歩10分圏内にも源頼朝にゆかりのあ歴史感じる古都鎌倉〜 相模湾に臨む
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