ファイナンス 2024 Aug. 71青山霊園から六本木方面を望む。パティオ十番きみちゃん像 明治42年に東宮御所として建設された、日本では唯一のネオ・バロック様式による宮殿建築物で、当時の日本の建築、美術、工芸界の総力を結集した建築物です。戦後、日本が国際社会に復帰し、外国からの賓客を迎えることが多くなったため、国の迎賓施設へと大規模な改修を施し、昭和49年に現在の迎賓館として開館しました。平成28年からは、接遇日程等を除き、通年で一般公開されています。明治41年から育成が始まり、大正15年の明治神宮外苑創建に先立ち、大正12年に完成した、146本のいちょうが300メートル続く通りです。樹高も地盤も入口の青山通り側が高く、聖徳記念絵画館に向かって徐々に低くなっており、遠近法の手法を用いて絵画館が並木の先に美しく見えるように設計されています。見頃を迎える時期には、いちょう祭りが開催され、ライトアップが行われるなど、大勢の人たちで賑わいを見せています。麻布十番駅から六本木方面へと伸びる商店街で、善福寺の門前町として栄えた江戸時代から続いています。老舗が建ち並び、都心にありながら下町情緒も残るなごやかな活気で賑わう一方、新しいショップも多く立ち並び、お洒落な雰囲気も漂います。憩いのスポットである「パティオ十番」には、童謡「赤い靴」のモデルとなった岩崎きみちゃんの像があり、街を見守っています。また、商店街で50年以上にわたり開催されている納涼祭りは、例年約30万人以上の来場者が訪れるなど、夏の風物詩として親しまれています。高さ238メートルの高層オフィスビル(六本木ヒルズ森タワー)を中心に、集合住宅のほか、ホテル、テレビ朝日本社社屋、映画館をはじめとする文化施設、その他の商業施設等で構成されています。平成15年の開業から約20年が経過した現在も年間約4,000万人が訪れており、東京のランドマークとし管内の見どころ〜麻布・六本木地区〜[迎賓館赤坂離宮][明治神宮外苑いちょう並木][麻布十番商店街][六本木ヒルズ]港区
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