(注)幹事預かりとは、代表幹事及び指名幹事社に対する(10年債のシェアの)上乗せ分のことです。インセンティブ枠とは安定的な市中消化を目指し、銀行又は証券会社を通じて、投資家層の拡大を図る取組です。(出所)東京都*11図表5 東京都債の発行計画(2024年度)図表6 都債引受グループ一覧(10年債引受シンジケート団)(出所)東京都*10*10) 下記より抜粋。 *11) 下記より抜粋。 https://www.zaimu.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/zaimu/tosai_keikaku_20240328-1https://www.zaimu.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/zaimu/tosaigroup_20240328表6には「(プレマ前)ヒアリング対象者」と記載されていますが、これは以前、「指名代表幹事」と呼ばれていました。東京都は10年債に関し、以前は一定額について主幹事方式も実施していましたが(これを融合方式といいます)、この「指名代表幹事」とはその主幹事になりうる証券会社のことを指します(融合方式については後述します)。プライシングについては、共同発行債と同様、2営業日前に、プレマーケティングが始まり、シ団からスプレッドのヒアリングをします。1営業日前に、銀行団と証券団と東京都で、相対交渉を行い、そのスプレッドを決めます。他のシ団引受方式と異なる点は、他の団体の場合、リスク・フリー・レートを前営業日のBBの引け値を用いるところ(2.4節を参照)、東京都の場合、通常であれば条件決定日の9時30分の市場実勢を参照し(その時のBBの板を参照し)、ベースとなるリスク・フリー・レートを決めて、利率を定める点です。なお、10年の東京都債は、他の団体の10年債に比べ、1bps程度金利が低く(タイトに)決まる傾向があります。*10*11 40 ファイナンス 2024 Aug._`MNaIb5cdJKLMNacb[eGHdFGHfghgb^5II cRc['\]^eGH[ij^JKLMN7kOP&'TIRSIRSlmnodpqnrostn_uqrosvYwxymwzros[ ^T IRUVWXY6Z'ÿÿ !"#$%&'()*+,- ./012* 4ÿÿ56(7%89:;<=>?@ABCD'/EÿÿFGHI JKLMNOP7%HQ>?@ABCD'/3{|}~7onX %EddjdIcc~[8 d ?-^{~74dc~[8 d ?-^cd@M !" bÿL9/0456 ÿ45678ÿfghij jklmÿQRSR/0ÿ456/0ÿnopqrstuvwxyz{ÿTUV@9:|}~ÿ9:|}~>?@ABC@D/0 ÿnopqrstuvwxyz{ÿ./0ÿ9:|}~789 ÿJK/0ÿ\]\^/0ÿnopqrstuvwxyz{ÿ9 78ÿ1230ÿnopqrstuvwxyz{ÿ1230ÿ./0ÿnopqrstuvwxyz{ÿnopqrstuvwxyz{ÿTUV@$W+NB/0ÿ\]\^/0ÿnopqrstuvwxyz{ÿ./0ÿMNDOP/0ÿnopqrstuvwxyz{ÿ1230ÿL9/0ÿ45678ÿQRSR/0ÿ456/0ÿ©ªZ[M/0ÿ9:;<=>ÿS«Q78ÿij¬ÿEFG/0ÿEHFIJK/ÿO@¡@¢£¤¥¦ÿÿÿ¨ !"#$%&'#$"()*+,#
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