ファイナンス 2024 Jul. 81[イルカのタレ][たい焼き][生どら] (写真)すべて筆者撮影次にスイーツについてですが、興津は日本の製餡(あん)業発祥の地と言われており、製餡業技術の生みの親である北川勇作氏と内藤幾太郎氏を祀る「製餡発祥の碑」があるほか、あんこを扱う甘味処や製餡所が多く点在しています。その中から2つご紹介します。1つ目は、筆者が日本一だと思っているたい焼きです。小麦粉と砂糖で作る皮、小豆と砂糖と塩だけで作るあんこを使った、昔ながらの身体にやさしいたい焼きです。たいの形の外側にも皮が付いた状態で提供され、カリっと香ばしい皮も食べて楽しめます。2つ目は、クリームたっぷりの生どらです。皮はどら焼きの皮ともパンケーキやホットケーキとも違う感じです。生クリームはあっさりしていて、これが皮とのコンビネーション抜群の味わいとなっています。静岡にお越しの際は、興津方面にも是非足を運んでみてください。4 結びにこれまでの紹介により、興津・清水港に少しでも魅力を感じていただけたなら幸いです。紙面で紹介した以外にも、当地には清見オレンジの原木がある国内初の国立の果樹研究所、坐漁荘(ざぎょそう)などの観光名所が数々あり、巡ってよし、食べて・飲んでよしの地域です。興津清見寺町
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