公益社団法人2025年日本国際博覧会協会缶バッジ等(商標権)セイコーエプソン株式会社プロジェクター用交換ランプユニット(意匠権)日産自動車株式会社自動車の部品及び附属品等 (商標権)ピーナッツ・ワールドワイド・エルエルシーバッグ等(商標権)アーネスト株式会社おにぎり成形器(意匠権)ヤエス軽工業株式会社オートテープディスペンサー(商標権)東京税関は警視庁及び群馬県警と共同調査を実施し、商標権を侵害するエアバッグ12点を米国へ密輸出しようとしていたパキスタン人4名を関税法違反で告発した(令和5年3月)。知的財産を有する者は、自己の知的財産を侵害すると認める貨物が輸入されようとする場合には、税関長に対し、当該貨物について認定手続を執るべき旨の申立て(輸入差止申立て)を行うことができる。令和5年末時点で税関が受理している輸入差止申立ての件数は736件で、前年比2.8%の増加となっている。知的財産別では、商標権の申立てが477件(構成比64.8%、前年比5.1%増)、次いで意匠権の申立てが127件(同17.3%、同2.4%増)、著作権の申立てが90件(同12.2%、同3.2%減)、特許権の申立てが34件(同4.6%、前年と同数)となっている。一方、輸出差止申立ての件数は、商標権12件、意匠権2件となっている。 6 ファイナンス 2024 Jun.告発事例税関が受理している輸入差止申立ての例(写真は全て真正品)商標権を侵害するエアバッグの密輸出事犯を告発差止申立ての状況
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