ファイナンス 2024年5月号 No.702
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観音寺税務署 総務課長福家 毅銭形砂絵父母ケ浜高屋神社管轄区域は、観音寺市及び三豊市の2市であり、香川県の西南部に位置し、西は瀬戸内海の燧灘を望み、沖合には伊吹島などの島しょを有し、南は讃岐山脈の雲辺寺、猪ノ鼻峠などを境に、徳島県や愛媛県に接しています。管内面積は340.53km2、管内人口は約11.5万人です。近年銭形を見て宝くじを購入した人が高額を当てたことから金運スポットとして知られ、多くの観光客が訪れています。はじめに観音寺税務署は、明治29年に設置された後、大正13年に丸亀税務署に合併されました。その後、昭和23年に再び観音寺税務署として設置され、同43年3月に現在地に現庁舎が新築移転されました。銭形砂絵「寛永通宝」有明浜の砂に描かれた「寛永通宝」は、東西122m南北90m、周囲345mもある巨大な砂絵で、琴弾山山頂から見るときれいな円形に見えます。寛永10年藩主、生駒高俊公を歓迎するために、一夜にして作られたといわれ、この銭形を見たものは健康で長生きができ、お金に不自由しないと伝えられています。本宮の鳥居は「天空の鳥居」として知られ、平成30年には四国八十八景にも選出されました。年夏には多くの海水浴客が訪れます。干潮時には、砂浜にできる潮だまり(水たまり)に、天空を映し出す鏡のような光景を見ることができます。また、夕暮れには、南米ボリビアの「ウユニ塩湖」のような写真が撮れるとSNSを中心に話題となっています。高屋神社〜天空の鳥居〜標高404mの稲積山の頂上に本宮があるため、「稲積神社」「稲積さん」とも呼ばれており、その本宮の鳥居越しに観音寺市街地と雄大な瀬戸内海が一望できます。父母ケ浜南北幅約1kmにわたる長い砂浜が続く海岸で、毎 80 ファイナンス 2024 Mayさぬきの西の端っこ〜観音寺市、三豊市〜観音寺市

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