ファイナンス 2024年5月号 No.702
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中村税務署 総務課長細川 義広四万十川と沈下橋足■岬また、市の中心部には「日本最後の清流:四万十川」が流れ、自然あふれる地と知られています。中村税務署は、明治29年に創設されました。平成の大合併後、管轄区域は、四万十市、宿毛市、土佐清水市、黒潮町、大月町、三原村の3市2町1村であり、管内面積は、高松国税局管内第2の広さである1,561km2、管内人口は約7.7万人となっており、幡多地域と呼ばれています。下橋があります。沈下橋とは、四万十川の増水時に橋が水中に沈むように設計され、水の抵抗を受けにくく、流木などが引っ掛からないように、最初から欄干がありません。はじめに中村税務署が所在する四万十市(旧中村市)は、高知県の西部に位置し、碁盤の目に街並みが整備され、「土佐の小京都」と呼ばれています。四万十川四万十川は196kmにわたる四国最長の川であり、源流は四国カルスト県立自然公園の東南に位置する標高1,336mの高峰から、流域の無数の渓流や支流を集め水量を増しながらゆるやかに南下し、遠く離れた太平洋につながっています。流域では、四季折々の大自然と景勝に恵まれた観光スポットが多くあり、川下り、カヌー、川えびや天然うなぎなどの川漁が盛んに行われています。沈下橋四万十川の観光、生活に欠かせないものとして、沈大小様々な沈下橋があり、最も長いものは全長291.6m、幅員4.2mの「佐田沈下橋」であり、観光シーズンには多くの観光客で賑わいます。展望台からの視界は270度あり、雄大な太平洋の彼方にのぞむ水平線がアーチ状に見え、地球が丸いことが実感できます。足■岬足摺岬は、足摺宇和海国立公園にある四国最南端の岬になります。足摺岬と足摺岬からの眺望はミシュランが発行するガイドブック「ミシュラングリーンガイドジャポン」で二つ星に輝きました。 74 ファイナンス 2024 May日本最後の清流 四万十〜 自然・歴史・味覚あふれる土佐の小京都 中村〜四万十市

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