ファイナンス 2024年4月号 No.701
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ÿ(出所)財務省「令和5年度版特別会計ガイドブック」ÿ ファイナンス 2024 Apr. 35(出所)財務省「令和5年度版特別会計ガイドブック」(出所)財務省「令和5年度版特別会計ガイドブック」図表2 特別会計の数の推移図表3 特別会計(令和5年度)齋藤通雄氏に聞く、国債を巡る資金の流れと特別会計の基礎(前編)図表4 特別会計改革について齋藤 特会の数自体は減っているのですが、国として事業をやっているものはもちろんまだあります。また、特定の収入と特定の支出を対応させたほうが分かりやすいといったケースでは、一般会計から切り出して、特定の収入と支出だけを一つの特会とする、という場合もあります。東日本大震災の復興関連のお金も、復興のための増税等を経て、収入を確保した上で復興のために支出をする、となった時に、一般会計と切り分けて整理をしましょうということで、東日本大震災復興特別会計が作られたという流れです。服部 図表4は『特別会計ガイドブック』に掲載されている資料ですが、「国が自ら事業を行う必要性の検証」「区分経理の必要性の検証」「経理区分の適正化」「余剰金等の活用」という観点で、これまで特別会計の改革が進められてきました。特別会計を作る目的服部 前述のように特別会計には様々なものがあり、例えば、外国為替資金特別会計(外為特会)は為替介入により得た外貨を運用しているような側面もあります。特別会計を作る目的についてはどのように整理すべきでしょうか。齋藤 『特別会計ガイドブック』に記載されているとおり、特別会計を作る場合は大きく三つあります。一つ目は、先ほどからお話しているような、国が特定の事業を行う場合です。二つ目は、国が特定の資金を保有してその運用をする場合で、資金運用特会といいます。今の特会で言うと、財政投融資特会と外為特会がこれに当てはまり、それぞれ財政融資資金と外国為替資金を運用してרÙÿÛÜÝÞßàÿ !"#$%&'()*+,-./012345ÿ6789:;<=!"%&>?0@=ABCDE)DFGH+I./01%&=JKLDE)DFM=ABCN,IOPQGRS'TU5CBL./01VWX=YBCN,OPTUZ[D\L]DP^_`abcdLe2'fg,hijN !"#$k=RS'lm5+ncopKL\q345'!rM]DDsH)5+tu2v,!"%&>?0@2w=xysH+I !"#$%&k=JKLz{0M=ABC,RS'|r#$2}E~D[c@€P\sH+‚,ƒw2„.0=YBC,RS' !"#$…lmKL\q2†y'‡ˆ‰gDsHI !"#$%&k=JKLŠ‹Œ\~M6789:Ž8<8‘@’X,“=^_\#%”P\sHCBLD]•cKtÿ–ÿ—˜™š./01ÿ—˜™š./01'678;:›œ=op5,—˜™šSNO žŸ ¡#$—˜žŸV¢£¤¥678¦:›§G¨©ª«=lmtÿ¬ÿQ­®¯°./01Q­®±²³´WXÿµWX=A¶LQ­®³´S2r·,³´2+F=^_\¸¹º²=JKLR»¼$½' !"#$Q­®¾¿ÀÁ¤¥=lmtÿÂÿÃÄřš./01ÿÃÄřš./01'678Æ:›œ=op5,µ./012ÇÈ»¼ÉÊ'ËÌ0͐‹Ãęš6ÿÕ-Ö8ÿ./01%&=YBCÿ78¦:<ÎE !"#$§G"ϰÐÑÇ2.Ò0Í=l!=ÓÔtÿ ¨©ª«¬­®¯°±­²©ª³´µ¶·¸¹·º»¼½¾¿ÀÁÂÃÀÄÅÿƯ°±­²Ç¼½¾ÈÉÁÊËÅ»³ÌÍέ²ÏÐÑÒÓ©ªÔ ÕÖרÙÚÛÜÝÞ³¬ßàÆÊáâãä峿¸Õç¨èéêëìíî³ïðñÕ­²ìòËóôõö÷¶øùàúûüñÕ°ËÖýú¶þ·³ÿµ¶ùùÚñ ÎàÆ ÒԳǩ Õ½¾¿ÂÁáÞµøùàÆ³ñ©ªÞµøù!"#$%&'()*+,-./01*234ȷ) 89:;<=>8?@ABC&?@A6DEF'()>8GH<=>!"#$%&'()*+,8I$JKLMNOPQÿSTLMUVW'(XY>8Z[B(\]&^OV_`abX'()>8cdefghiejdk&clBCmn"#cdk'()>!"#$%&'()*op8Z[B(\]q^Ors;<=qtu;<=fgtOrs<=>8vk&.wvk'(qxyvk'()>!z{k|}*~€ 80.‚Jk"#$%*ƒ„k4…†‡ˆ‰Š‹ŒŽ‘’“”•Ž–“—>!ƒ„k*˜(*™šX8.›Lœ`k"#$%*ž›Ÿ ¡¢kŽ£¤¥¦v}ާ¢X>áá

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