ファイナンス 2024年1月号 No.698
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沖縄地区税関 沖縄税関支署 統括審査官佐久川 忠(管轄区域図)(沖縄税関支署新庁舎)管轄区域は、設置後、沖縄本島の宜野湾市、北中城村以北の4市、4町、9村であったが、2023(令和5)年度機構改正で7月1日より、沖縄市(キャンプ瑞慶覧を除く)、うるま市、国頭郡のうち金武町、中頭郡のうち嘉手納飛行場となっております。管轄区域には、極東最大の米空軍基地である嘉手納飛行場のほか、米海兵隊基地であるキャンプ・ハンセンなどが点在しており、駐留米軍に関する業務(非公用軍事郵便物の検査及び犯則事件処理、米軍物資の譲受貨物の通関等)が大きなウエイトを占めています。また、東海岸には、リサイクルポートとして指定された中城湾港や、石炭火力発電所が点在している金武湾港があり、輸出については、鉄鋼、金属くず等が、輸入については、火力発電所用の石炭が、輸出入総額の大半を占めています。1 はじめに当支署は、1972(昭和47)年5月の本土復帰時に旧コザ市にコザ税関支署として設置され、その後、1974(昭和49)年に旧コザ市と美里村が合併して沖縄市となったことから、現在の沖縄税関支署と改称され現在に至っています。沖縄市はエイサーのまちとして知られています。エ2 新庁舎への移転当支署は、沖縄市胡屋十字路沿いに庁舎がありましたが、沖縄県の都市計画事業の一環として、隣接する道路の拡張工事が着手されることとなり、敷地面積の約半分が道路用地となっていたことから、庁舎があった場所から斜め後方の道路から少し離れた代替地に新庁舎を建設のうえ移転することとなったため、2020(令和2)年に民間施設内に一旦仮移転した後、2022(令和4)年12月新庁舎が完成したことから、2023(令和5)年1月に移転しました。なお、仮移転前から別庁舎で業務を行っていた監視部門も新庁舎に移転し、支署創設以降初めて審査部門及び審理部門と同一庁舎内へ集約し、真新しく快適な環境において業務を行っています。3 管内の見どころ・話題〇 エイサーのまち 75 ファイナンス 2024 Jan.伝統文化と国際色豊かなまち沖縄市

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