ファイナンス 2024年1月号 No.698
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ファイナンス 2024 Jan. 8 個人向け国債を購入している人の年齢個人向け国債を買った理由商品別の購入比率(出所)「令和4年度国債広告の効果測定に関する調査報告書」(出所)「令和4年度国債広告の効果測定に関する調査報告書」(出所)財務省個人向け国債は実際にどんな人が購入しているかを見てみよう。「令和4年度国債広告に関する効果測定結果」によると購入者の年齢は、60代以上が約50%を占めているものの、20代、30代で購入している人も一定比率を占めており、幅広い年齢層に購入されていることがわかる。また、令和4年の商品別の購入比率を見ると、「固定3年」が約14%、「固定5年」が約6%、「変動10」が約80%となっている。最近、適用利率が上昇している「変動10」の人気が高いことがわかる。一方で個人向け国債を買った理由を「令和4年度国債広告に関する効果測定結果」で見ると、「国が発行しているので安心だから」と答えた人が約59%を占め、安心感のある商品であることが購入者から支持されていることがわかる。また、「身近な金融機関で購入できるから」と答えた人も約36%を占め、手軽に購入できることが評価されていることもわかる。購入可能な金融機関は、財務省の個人向け国債特設サイトで確認できる。さらに「年率0.05%の最低金利保証が設定されているから」と答えた人は約29%を占める。低金利の際にも一定の資産運用効果が得られることが好まれているようだ。20代から60代以上まで幅広い層が購入。 「変動10」が80%を占める人気商品に個人向け国債はどんな人が購入しているか

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