ファイナンス 2023年12月号 No.697
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2 税務署への給与の源泉徴収票の提出範囲は、年間の給与等の支払金額が500万円を超えるもの等だが、500万円以下の給与に係る源泉徴収票であっても、e-Taxで提出されている場合は、自動入力の対象となる。3 給与所得の源泉徴収票情報を正しく連携するために、給与所得の源泉徴収票に記載する、従業3 「登録」を押下4 「登録」を押下12員のマイナンバー、氏名(カナ含む)、住所、生年月日等について、正しく入力されていること。記載誤りや不足・不備が無いことが必要となる。マイナポータルの確定申告の事前準備画面から「事前準備をはじめる」を押下取得したい証明書等の 選択画面で「給与」を押下※スマホでの手続例(次ページへ)給与所得の源泉徴収票情報を取得するには、事業主が「給与所得の源泉徴収票」をe-Taxで提出しているなど、以下の前提条件が必要となる。〈前提条件〉1 令和6年1月以降に事業主から給与所得の源泉徴収票がe-Taxで提出されていること(令和5年分以降の年分が対象)。給与所得の源泉徴収票情報を連携するためには、初回のみ、e-Taxのマイページから「情報取得希望」の設定を行う必要がある(下図参照)。国税庁が公開しているFAQによると事前準備をしてから情報が連携されるまでに1~3日程度(e-Taxを初めて利用する場合は最大5日程度)要するとされていることから、申告する数日前までに事前準備をしておく必要がある。e-Taxのマイページで「情報取得希望」を設定する 6 ファイナンス 2023 Dec.必要な事業主の前提条件給与所得の源泉徴収票情報を 自動入力させるための事前準備

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