ファイナンス 2023年6月号 No.691
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東京大学出版会 2022年11月 定価 本体3,400円+税(関根留理子(NPOジャパン・フィルムコミッション事務局長))、第6章 地域振興とスポーツツーリズム:サイクルツーリズムの現在(野地教弥((一社)自転車キャンプツーリズム協会代表理事))】、[コラム]スポーツに関わるホスピタリティ環境の整備(高橋 茂(オフィスTAKAHASHI代表))、[コラム]インバウンドサイクルツーリズムと地域の活性化(岡 朗((株)岡ツーリスト代表))、[コラム]海外のサイクルツーリズムの現状(間庭伸一((一財)日本サイクリングネットワーク理事))、[コラム]気象の変化を知ることは、地域を活気づけ楽しませるネタ(平沼 茂(いであ(株)バイオクリマ事業部))、第III部 人びとの生活に関わっていく方策【第7章 地方小都市の挑戦:地域密着型スポーツクラブの射程と実践(関口昌和((一財)どんぐり財団代表理事)・木田 悟)、第8章 生活のなかの連携と協働:バレエを活用した地域コミュニティの活性化(新居彩子(日本スポーツ文化創造協議会理事長))、第9章 障害者の可能性をひらくスポーツ(信太奈美(東京都立大学健康福祉学部准教授))】、[コラム]スポーツを活用したまちづくり、地域づくりにおける戦略の重要性(小浦洋生((株)コムテック地域工学研究所取締役))、[コラム]スポーツの裾野を拡げる(長谷川将平(長永スポーツ工業(株)事業統括本部))、[コラム]武道ツーリズム(田口雅紀(スポーツ庁地域スポーツ課課長補佐))、[コラム]サイクリズムを推進しよう!(杉本武紀((一財)日本スポーツコミッション主席研究員))、第IV部 [座談会]まちづくり・地域づくりを如何に成し遂げるか:理念形成から実践、そしてノウハウ構築へ(桑田健秀(NPO地域総合スポーツ倶楽部ピボットフット理事長)・関根留理子・野村昌司((一財)日本能楽協会能楽師)、堀 繁(東京大学名誉教授)/木田 悟[司会])、おわりに、となっている。なお、所属は執筆時のものである。FINANCE LIBRARYファイナンスライブラリー評者渡部 晶本書は、2007年の『スポーツで地域をつくる』、2013年の『スポーツで地域を拓く』に続く第3弾である。著者たちが長年提唱してきた「スポーツを活用したまちづくり」が、スポーツ基本法の理念を具体化し、今後の日本のスポーツ施策の具体的な方向性を示すものとして、国、地方公共団体及びスポーツ団体等の関係者が一体となって施策を推進していくための重要な指針である「第3期スポーツ基本計画」(令和4年度~令和8年度)において公的に明示されるまでに行ってきた様々な活動の成果の集大成として著された。まちづくり、地域づくり、地域の活性化のためにスポーツをどのように活用していくかを示している。編著者の木田悟氏は、一般財団法人日本スポーツコミッション理事長。内閣府地域活性化伝道師に登録され、博士(工学)、一級建築士である。本書の構成は、はじめに、第I部 新たな時代の地域づくり【第1章 スポーツ基本計画を「まちづくり、地域づくり、地域の活性化」の視点からどう読み解くか(木田 悟)、第2章 日本におけるまちづくり、地域づくり、地域活性化の課題とスポーツ(木田 悟)、第3章 地域づくりを主導する組織の役割と連携のビジョン:スポーツコミッションの視点から(木田 悟)】、[コラム]地方自治体における“スポーツによる地方創生”の進め方:体制・財源からみる(井芹太郎(ランドブレイン(株))、[コラム]「スポーツ=公園」 ウィズ・コロナも視野に(町田 誠((一財)公園財団常務理事))、[コラム]スポーツに関わる法的責任(西脇威夫(リップル法律事務所弁護士))、第II部 連携・協働のプラットフォーム構築:まちと人の活性化ノウハウ【第4章 地域づくりプラットフォームへの進化:自立と連携がもたらす可能性と地域の未来(白枝淳一(NPO出雲スポーツ振興21専務理事))、第5章 地域資源の活かし方:フィルムコミッションとまちづくり木田 悟 編スポーツで地域を動かす 48 ファイナンス 2023 Jun.

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