一緒に世代間を超え議論する学校のカリキュラム、小中高最近は目の前の現実課題に今生きている私たちの政策我々は歴史によって評価され多様な参画が大事であると自分が将来世代の役割を演具体的に今困っている課題に持続可能な財政・社会保障FDは自分自身の生活に関わるは、将来世代に何らかの形で評価されることを実感することに意義がある。じて、現在の自分たちに対して「ありがとう」あるいは「なぜそんなことをしたのか」といった、過去にメッセージを送る経験から、自分たちはそれを実感できる。課題を共有した上で、理想の未来を考えて、ロールプレイングで体験・体感できるということが特徴で有効、大いに参考になる。終始されがちであるため、意図的に将来世代の立場に立つという取組を広く議論していただけるように発信していく必要がある。思う。多様な参画とは、参加者だけではなく、FDの会議を主催する人が、自治体、大学、その他NPO団体などにオーガナイズし、特定の議論に特化しない面で非常に大事ではないか。の在り方を考えていく上でも、次の時代を担う若年世代を含めて、FDの考え方を活用した議論に社会各層を広く巻き込み、当事者としての関心を高めていくことが望ましく、取組を具体化していく必要がある。枠組みとしてもそもそも非常に有効である。などの段階において、社会や公民の授業に取り入れるなどカリキュラムになると意義深い。ているのであるということ、これを意識させるのがFDのポイント。打ち込んでいくことが良い。たとえば、地域の鉄道やインフラを考えていくときに、「30年後の人の立場になったらどうだろう」といった視点がとても大事である。財務省主計局でFDへの取組を開始したのは、財政制度等審議会での委員の発言がきっかけだった。令和4年9月開催の審議会で小林慶一郎委員からFDについて発言があったことを受けて、10月の審議会で事務局からFDの意義などについて説明された。それを聞いた各委員からも「具体的に取組を進めるべき」という声が多かったことから、建議にも記載された。それを受けて令和5年2月の審議会では事務局から財政に限らず様々な社会課題について、幅広く議論してもらうことを目的として、FDを実践するワーク形式のリーフレット案の提案があり、委員からの意見を取り入れながら、取組を進めている。令和4年9月の財政制度等審議会の委員の声令和5年2月の財政制度等審議会での委員の声 4 ファイナンス 2023 MayVOICEVOICE財務省での取組のきっかけは財務省での取組のきっかけは財政制度等審議会での財政制度等審議会での委員からの発言を受け取組を開始委員からの発言を受け取組を開始
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