ファイナンス 2023 May 67自家製ハブ酒終点のてだこ浦西駅駅舎には沖縄らしさを表現したアートガラスなどを設置発展する地域泡盛の大きな特徴は、米を原料とし、黒麹菌で造った米麹のみを用い、仕込みは1回だけの全麹仕込み、単式蒸留機で蒸留する、の4つです。そして、「古酒に育つ」ことが大きな魅力であり、このようなお酒は世界でも例をみません。大切に管理していけば、10年、20年の古酒を家庭で育てることができ、古酒の豊潤な味わいと甘い香りを堪能できます。また、ハブと薬草を漬け込み、薬膳酒として古くから愛飲されている「ハブ酒」は、アミノ酸やミネラルなど栄養素が豊富に含まれており、男性・女性を問わず幅広く健康への効能があると言われています。飲み方は多種多様。瓶詰めでもそれなりに熟成するともいわれています。ぜひ、4号(720ml)瓶で無二の古酒に育ててみてはいかがでしょうか。〔沖縄西海岸道路〕沖縄本島の大動脈である国道58号と国道331号の渋滞解消を目的に、平成30年に沖縄西海岸道路が開通しました。沿線には県内最大級となる商業施設も建設され、浦添市等の沿線各都市の発展も期待されています。海上、海中を通る道路は、爽快な景色が楽しめ、ドライブにも最適です。おわりに美しい海に囲まれた島々の自然と歴史、そして新しい文化が融合した管内は、琉球の歴史ロマンが溢れ、発展する沖縄が見られる魅力的なエリアとなっています。〔ゆいレール〕鉄道のない唯一の県として知られていた沖縄県ですが、平成15年に「沖縄都市モノレール(愛称:ゆいレール)」が開業しました。日本最南端の駅と最西端の駅を持ち、開業当初は、沖縄の玄関口の那覇空港から古都首里を結ぶ全長約13kmの路線でしたが、延伸工事を経て、令和元年には浦添市前田の「てだこ浦西駅」までの17kmとなりました。この区間延長により、管内に4駅が新設され、駅周辺はまちづくりが進められており、地域の発展が期待されています。北那覇
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