ファイナンス 2023年5月号 No.690
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審査員長及び審査員による質問河西関税局総務課長長谷川中央大学名誉教授諏訪園関税局長による挨拶岡藤日本通関業連合会会長関本東京通関業会通関士部会委員長岡藤日本通関業連合会会長による挨拶学生による研究発表小河原双日株式会社 法務部貿易管理担当部長(日本貿易会)研究発表会を開始するにあたり、諏訪園関税局長から、共催団体を代表して、「大学生フォーラムは学生の皆さんとともに国際物流と貿易の未来を考える場として企画。学校の垣根を越えて学生同士の交流を深めていただき、皆さんにとって有意義で思い出に残るフォーラムにしてほしい」との挨拶がありました。続いて、審査員長の長谷川名誉教授のほか、岡藤日本通関業連合会会長を始めとする審査員に挨拶を頂きました。研究発表の時間は10分間。各チームは、予め用意したプレゼンテーション資料をスクリーンに投影し、工夫を凝らした発表を行いました。各チームの発表テーマは実に多彩でした。貿易活性化への改善策、自由貿易協定を締結すべき国について提案するチームや、効率的な水際取締り、税関検査への先端技術の導入について発表するチームもありました。時節柄、経済安全保障の問題は注目度が高いテーマであり、不正輸出の防止策、国際的な連携による物資の安定供給についての発表がありました。日本の優れた技術が外国で軍事転用されないよう規制を厳しくし、世界全体となって対策できるよう日本が不正輸出対策における先駆者になるべきと強調するチームもありました。審査員長や審査員からの質問には、臆することなく回答し、テーマに込めた思いや、研究結果に対する自信が感じられ、レベルが高いものとなりました。 38 ファイナンス 2023 May(2)研究発表会(午後)

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