ファイナンス 2023年3月号 No.688
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⑫アドベンチャーパーク⑬ドッグ・パーク③ブルワリーレストラン⑤あそび場(屋内・外)⑥キッズプレイフィールド⑦グランピング⑪ベーカリー/レストラン⑧農業学習施設⑨認定こども園④七つ星横丁エリア②TOWER11 温泉サウナ/ホテル⑮レジデンス①ファイターズショップ⑭ザ・ロッジ⑩ヴィラ/宿泊施設⑯シニアレジデンスファイナンス 2023 Mar. 93駅西口周辺エリア活性化事業 市有地A完成予想イメージ フェーズⅠ施設配置イメージ北広島市その他、居住空間として「レジデンス」もあり、野球好きのみならず楽しめる空間、子どもから大人・高齢者まで幅広い年齢層において居心地の良い空間が作られることとなります。また、新球場の建設地は北広島市ですが、その価値と機会については北広島市のみが享受するものではなく、北海道、特に札幌圏域において活かされるものと考えています。そこで、札幌市を含む周辺自治体と広域連携体制を組むため、2019年に「オール北海道ボールパーク連携協議会」を設立し、ボールパーク構想の推進と北海道の価値魅力向上を目指して、食や周遊策、またスポーツを通じた人づくりといった観点から、様々な取組の実現に向け検討を進めています。現在、Fビレッジから約1.5km離れた場所に位置するJR北広島駅の西口においても、官民連携によるにぎわいと交流を生む拠点づくりを推進しています。北広島駅周辺は、札幌駅からJRで約16分という利3.北広島市の取組ボールパーク構想は官民連携プロジェクトで、本市の役割としてはインフラ整備があります。Fビレッジへの来場手段は大きく分けてJR、自動車、バス、その他(徒歩・自転車など)となりますが、スムーズな来場に向けて新設アクセス道路2本を含む道路整備など、各種工事を進めてきました。4. JR北広島駅西口周辺エリア 活性化事業便性の高さ等ゆえに、これまで、商業圏の大きい札幌に人が流れ、駅前における魅力やにぎわい不足という課題を長年抱えていました。一方で、Fビレッジ開業後においては、来場者のアクセス拠点となる等、駅前エリアが担う役割はますます重要なものとなっています。これらの経緯から、民間活力を最大限に生かしたまちづくりを進めるため、令和2年度に公募型プロポーザルを実施した結果、株式会社日本エスコンとパートナー協定を締結し、駅西口周辺にある低未利用市有地の活用を中心とした活性化事業を推進しています。現在、Fビレッジ行シャトルバス乗降場の設置を含む駅前広場のリニューアル整備や、ホテルや飲食店等の様々な商業テナントが入った複合交流拠点施設の整備が進められており、また今後は若者・子育て世代をターゲットとした分譲マンション、子育て支援施設及び交流広場を含む居住交流施設の整備が行われる予定であるなど、にぎわい創出とセットで居住誘導施策を図ることで、人口減少に歯止めをかけるための地方創生の施策に取り組んでいきます。駅前のあり方については、これまでも何度も議会等で検討がなされてきましたが、なかなか手を付けることができない、言わば塩漬け状態となっていました。しかし、今回のボールパーク構想が追い風となり、官民連携による駅西口周辺エリアの整備が進んでおり、今後もボールパーク構想との連担性を持ったまちづくりが求められています。

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