ファイナンス 2023年1月号 No.686
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【天狗山】【天狗の館】【潮まつり】【雪あかりの路】○潮まつり○雪あかりの路○オタモイ遊園地 85 ファイナンス 2023 Jan.毎年7月に開催され小樽の夏を代表する一大イベントとして多くの観光客を集めています。小樽の歴史や文化を次世代に伝承し、小樽の発展を祈念する契機として始まったお祭りです。新型コロナウイルスの影響で開催できない年がありましたが、令和4年は3年ぶりに開催され多くの人で賑わいました。小樽の街を練り歩く「潮ふれこみ」や「潮ねりこみ」では、約2,800人が参加し「潮音頭」や「潮踊り唄」に合わせてメインステージまで1時間かけて踊り歩きました。祭りのメインイベントである大花火大会は、多くの市民や観光客でにぎわいを見せ、小樽港に打ち上げられる花火は迫力満点です。ちなみに、潮音頭は日本を代表する演歌歌手三波春夫が歌っています。毎年2月、小樽の街並みを述べ12万本ものスノーキャンドルで照らすイベントで、小樽の冬の風物詩となっています。一本一本のろうそくのあかりは、市民ボランティア、町内会、各種団体だけでなく海外ボランティアの努力によって火が消えるたびに一つ一つ手で灯されます。メイン会場の小樽運河や手宮線跡地だけでなく、期間中は市民が自発的に自宅前や店舗の前に灯したろうそくのあかりを目にすることがきます。平成30年には国土交通省主催の「手づくり郷土賞」を受賞しグランプリにも選定されています。イベント名は小樽を代表する小説家伊藤整の書いた詩「雪あかりの路」にちなんで命名されました。かつてオタモイ海岸にオタモイ遊園地と呼ばれるレジャー施設がありました。遊園地は高級料亭龍宮閣、演芸場や海水浴場などがあり、かつては多いときで一日数千人が訪れるなど多くの観光客でにぎわいまし

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