ファイナンス 2023年1月号 No.686
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秋篠宮皇嗣殿下おことば財務大臣式辞 7 ファイナンス 2023 Jan.記念式典では、公務により記念式典に出席できなかった鈴木財務大臣に代わり、秋野財務副大臣が式辞を読み上げた。式辞では、150周年を迎えるにあたり、これまで税関行政を担ってきた先人たちや多くの関係者に向けた感謝の意が表された。また、これまで税関が果たしてきた役割、意義を引き継ぐとともに、取り巻く環境の変化やニーズに適切に対応し、税関が、50年後、100年後も国民の期待に応えられるよう努めていくとの決意が述べられた。また、世界最先端の税関を目指して令和2年6月に策定した「スマート税関構想2020」に、新たな環境変化やニーズに対応するための新規施策を盛り込んだ「スマート税関の実現に向けたアクションプラン2022(P9参照)」を公表し、更なる税関業務の高度化・効率化を進めるとともに、利用者の利便向上に取り組むことも述べられた。記念式典では、秋篠宮皇嗣殿下から、「我が国は、諸外国との貿易を通じて産業を盛んにし、国民生活を豊かにするなど、目覚ましい発展を遂げてきました。この間、税関は、関税等の適正な徴収や密輸の厳格な取締り、貿易の円滑化を推進し、人々が安全で安心して暮らせる社会の実現と、貿易を通じた経済発展に大きく貢献してきました。」とおことばが寄せられた。また、令和4年9月、記念式典に先立って妃殿下とともに税関の現場をご視察されたことを振り返り、税関職員に対し「皆様が日々士気高く職務を遂行されることによって、人々の安寧な暮らしが築かれていることを再認識した1日であり、そのたゆみない努力に深く敬意を表します。」とのおことばも寄せられた。

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