ファイナンス 2022年12月号 No.685
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かつての町の財政は危機的状況にありましたが、こうした先駆的な取組みから生まれる経済効果が、新たな施策の実現につながる好循環を生み出しています。境町の持続可能なまちづくりは、同じ課題を抱える団体にとって、一つのモデルになるのではないでしょうか。地方創生コンシェルジュ関東財務局水戸財務事務所長 梅村 知巳境町では、にぎわいや経済振興を生み出す拠点整備や施策が積極的に進められています。中でも、自動運転バスの公道定常運行の導入については、鉄道がなく公共交通が脆弱である町の課題の解決と地域経済の活性化が両立されている事例として各方面から大きな注目を集めております。境町の隈研吾建築 第1弾「さかいサンド」境町の隈研吾建築 第2弾「道の駅レストラン茶蔵」境町の隈研吾建築 第3弾「S-Lab」境町の隈研吾建築 第4弾「S-Gallery」境町の隈研吾建築 第5弾「モンテネグロ会館」境町の隈研吾建築 第6弾「S-ブランド」 52 ファイナンス 2022 Dec.4.おわりに境町で行っている取り組みはどこの自治体でも真似ができるものです。境町を一つのモデルとしていただくことで、多くの地方の課題を解決する糸口になるのではと思います。きっと皆さまの地域の課題解決のヒントになると思います。ぜひ一度、境町に視察にお越しください。お待ちしております。境町で進む「好循環」なまちづくり 境町

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