ファイナンス 2022年11月号 No.684
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考える租税教育の内容小学校中学校大学・専修学校・社会人高等学校納税の義務、税の役割について多面的に考察する身近な税、税の役割を知る夏休みの宿題「税についての作文」「絵ハガキコンクー(納税貯蓄組合)ル」(法人会)「税の標語」(間税会)社会と税、租税の在り方について深く考える夏休みの宿題「税に関する高校生の作文」夏休みの宿題(国税庁)自立した納税者として社会に参画し判断できるようになるとともに、税の基礎知識を得るファイナンス 2022 Nov. 41資料11 租税教育のステップ税を知る資料12 「租税教室」 昭和25年刊資料12「租税教室」昭和25年刊最近の租税教育について納得! *12) 日本は、tax morale(自発的納税意欲)が他国に比べ高いという結果が指摘されている。富田愛優、玉岡雅之「納税意欲を考えた税制改革」租税研究2022年9号131頁。対する関心が高まり、健全な納税者としての意識が定着してきた*12面は大きい。新型コロナを機にこれまでの取組みが後退しないよう、ここ数年の取組みは非常に重要であり、また今後、ICT活用型租税教育など、時代のニーズに沿った、魅力あるメニューの充実を期待するところである。現在進行中の令和4年度において、また(まさに本稿掲載時期である)本年の「税を考える週間」(11月11日から11月17日まで)においても、全国各地で、租税教育の取組みが広がっていることとであろう。関係の方々のご尽力に改めて敬意を表したい。

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