ファイナンス 2022年9月号 No.682
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▲セミナーの模様●創業にあたっての事業計画の重要性を再認識した。●地方では土地所有意識が強く、定期借地に対するニーズ発掘が課題。参加者の声ファイナンス 2022 Sep. 5CASECASE 開催時期令和3年11月開催形式WEB会議形式講テーマ等●病院を取り巻く状況と課題等●職員のモチベーションを高める組織運営方法●委託費、薬品費の低減策東京財務事務所は、地方公共団体に貸付した資金の監査を通じて、公立病院の経営上の課題(収入増加・費用削減)を把握。当該課題の解決に向けて「病院経営セミナー」を開催し、地方公共団体の病院経営の改善に向けた取組を側面支援した。東北財務局山形財務事務所は、山形県上山市のまちづくり支援のため、令和2年10月に上山市、NPO法人かみのやまランドバンクと「空家等・空き地対策に関する連携協定」を締結し、まちづくりを進めていくうえでの課題解決に取り組んでいる。当面の課題を「空き家を利活用した起業創業希望者に対する支援体制強化」とし、地域金融機関や政府系金融機関、大学関係者を講師に招き、創業支援のポイント、定期借地制度の活用等をテーマとした研修会を計3回開催。研修会における意見交換等を通じて、まちづくり支援に関する地域関係者のネットワークが拡大した。師病院経営コンサルティング会社の実務担当者等セミナーには、経営に携わる副院長、各部門長をはじめとした医師、看護師、事務部長等のほか、副市長や市の財政担当部局の職員も参加(約40名)。多くの病院関係者等に幅広く情報提供することができた。セミナー終了後、参加者からは「今後の経営や業務の改善に活かしていきたい。」といった声が聞かれ、気付きやヒントが与えられる機会となった。ランドバンク事業とは▲研修会の様子関東財務局東京財務事務所東北財務局山形財務事務所病院経営セミナー公立病院の経営改善に向けた支援空き地・空き家の有効活用を通じた財政に関する取組国有財産に関する取組まちづくり支援0304

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