ファイナンス 2022年9月号 No.682
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今後はひまわりオイルの販路拡大が1つの課題となりますが、住民自らがアイデアを出し合い、解決しようと取り組む姿は、厳しい暑さに負けずまっすぐ空に向かって伸びるひまわりのような力強さが感じられます。当局もひまわり活用の企画提案支援を継続することで応援していきたいと思います。地方創生コンシェルジュファイナンス 2022 Sep. 85まんのう全国へと広がっています。ひまわりを観光資源として活用し、ひまわりに関心を持っていただくことで、ひまわり関連商品の販売拡大と地域への訪問客増加により、交流が生まれ、地域が元気になっていくものと思っています。4.最後に農村地域は、食料生産の場であるとともに地域住民の生活の場であり、農地、水、農業用施設、集落が面的・空間的に一体不可分となって、農業の持続的な発展の基盤としての役割を有しています。この農村地域を次の世代につないでいくためには、魅力ある農業にしていかなければなりません。このひまわりの里づくりが美しく活力のある農村の礎になるよう、頑張っている地域を応援してまいりたいと思います。ひまわりの力で地域を元気に! 四国財務局総務部総務課企画調整官 田中 慎一地域に元気をとり戻そうと住民自身の手で始めたひまわりの栽培は、最初は小規模な取り組みでしたが、地域で一体となり粘り強く取り組んだ結果、今では多くの観光客が訪れるようになりました。

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