ファイナンス 2022年7月号 No.680
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14 ファイナンス 2022 Jul.型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰対策予備費」として使途を拡大した上で、総合緊急対策で使用した金額を踏まえ、1兆1,200億円を計上し、5兆円の水準を確保している。(2)国債整理基金特別会計へ繰入(70億円)本補正予算において、特例公債を追加発行することに伴い、令和4年度中に必要となる利払費等の支払財源に充てるため、国債整理基金特別会計への繰入れを計上している。一方、歳入においては公債を2兆7,009億円発行することとしている。この結果、令和4年度一般会計補正後予算の総額は、一般会計当初予算に対して歳入歳出ともに2兆7,009億円増加し、110兆2,973億円となる。また、令和4年度の公債発行額は39兆6,269億円となる。成立した本補正予算を含めた総合緊急対策の各施策につき、引き続き迅速かつ適切に実行していくことにより、ウクライナ情勢に伴う原油価格や物価の高騰などによる影響に緊急かつ機動的に対応し、コロナ禍からの経済の回復を確かなものとするとともに、今後の災害、新型コロナウイルス感染症の再拡大や原油価格・物価高騰等による予期せぬ財政需要に迅速に対応し、国民の安心を確保してまいりたい。( 以 上 )

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